土壌に生息する枯草菌(バチルス・サチリス)のひとつ。稲に寄生する。納豆菌は納豆キナーゼ呼ばれる酵素を生産する。*1
納豆の原料は大豆の煮豆と水、そして納豆菌である。納豆が引く糸はグルタミン酸がペプチド結合で繋がったγ-ポリグルタミン酸。納豆菌がγ-ポリグルタミン酸を生成する目的は、自分自身を乾燥から保護することと、食糧を備蓄するためである。*2
大豆自体にはビタミンB2は多くないが、納豆菌はビタミンB2を合成するため、その含有量が多い。*3
納豆製造に用いられる納豆菌 B.subtilis(natto)は、分類上、枯草菌 B.subtilis に含まれるバチルス属細菌の1つであり、プロバイオティクスとしての利用が期待されている。これまで、枯草菌 B.subtilisの効果として、胞子生菌の経口摂取により、腸内菌叢改善、下痢改善、飼養効率向上等が報告されている。... 本結果は、経口摂取した納豆菌が腸管上皮細胞の免疫応答を誘導し、腸管免疫機構に影響を及ぼすことを示唆するものである。*4
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