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身体から採取した細胞や体液に含まれる細胞を検査して疾患の診断を行うこと。
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通常の細胞診や針生検でははっきりしない乳腺疾患の診断のために行われる生検。マンモグラフィーや超音波検査画像で病変を確認しながら特殊な針(ステレオガイド下吸引式乳房組織生検装置、商品名はマンモトーム)を刺し入れ、針の側面にある吸引口で組織を採取する。マンモトームの針は円筒状のカッターとなっており、一度針を刺せば途中で針の出し入れをすることなく、一度の操作で4mm程度の切開創から十分な量の組織を採取することができます。
細胞診よりも太い針を使って組織を取り出す生検。病変部位に局所麻酔をして針を刺し、その組織を採取する。
甲状腺にできる良性腫瘍。線維性被膜を持つ結節で、通常、甲状腺内にひとつだけできる。肥大化しなければ無害であるが、濾胞がんとの鑑別が困難な場合があり、3〜4cmを超える大きさとなったり細胞診で悪性腫瘍であることが否定できない時は手術することがある。
生物を構成する基本単位。全ての生物の体は細胞(の集合)で出来ている。人間の成人は約60兆個の細胞から成るとされる。細胞の大きさや形は生物の種類や存在する部位によって異なる。ヒトは約270種類の細胞から構成されると考えられている。細胞をセル(cell)と命名したのは、フックの法則を発見したロバート・フック(Robert Hooke)である。一つの細胞で体が構成されている生物を単細胞生物、複数の細胞で体が構成されている生物を多細胞生物と呼ぶ。細胞が一定のパターンで集まったものが組…
身体の組織から細胞などを採取して光学顕微鏡や電子顕微鏡で観察する検査の総称。がんの有無やその悪性度の確認などに必要となる。また、治療後にもがんの転移の有無や程度を確認するために、手術で切除した組織に対して行われる。-組織検査(組織全体を調べる)-生検(組織の一部を切り出して調べる)-細胞診(細胞単位で調べる)生検も細胞診も、腫瘍が良性か悪性かを判断するために行います。また、治療後に切除した腫瘍や臓器は生検と同じ手順で病理標本にします(組織検査)。
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