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原核生物のひとつ。真正細菌やバクテリアとも呼ばれる。
真菌(酵母、カビ、キノコ)とは異なる。
細菌は単独ではなく、多数の細菌が集まったバイオフィルムを形成して生息する場合が多い。*1
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歯を支える組織がプラーク中の歯周病菌によって破壊される感染症。歯肉炎と歯周炎に分けられる。炎症が続くと骨を溶かす細胞(破骨細胞)が活性化されて歯を支えている骨である歯槽骨などの歯周組織が破壊されることによって歯が抜ける。歯周病に罹患すると,セメント質,歯根膜および歯槽骨が細菌に侵され,炎症性の骨吸収に伴う歯周組織の崩壊が進行する.これらの疾患は初期に対応すれば治癒は可能だが,重度に進行したケースでは抜歯に至り,ついには咀嚼機能障害にまで陥ることになる.歯肉が赤く腫れるが、痛み…
病原性細菌において広く見出される、細菌間の生存競争に関わる現象。病原性細菌の優先的な増殖、蔓延を促進する。細菌から接触依存性増殖阻害タンパク質(cdiA-CT)が隣接する別の細菌内へ挿入され、それが隣接細菌の増殖を阻害する。大腸菌の場合、接触依存性増殖阻害を司る遺伝子にはcdiA、cdiB、cdiIがある。タグ:
細菌において細胞と細胞の間、あるいは細胞集団と細胞集団の間のすきまを満たす物質。細菌が自らを保護するバイオフィルムを作るために利用する。タグ:
皮膚や毛穴、鼻腔などに存在する常在菌のひとつ。グラム陽性の球菌。直径1μm。学名はスタフィロコッカス・アウレウス。アレニウスは「黄色い、黄金」を意味する。ブドウ球菌の中では病原性が高いため、皮膚がアルカリ性に傾くと増殖して皮膚炎などを引き起こす。黄色ブドウ球菌が生成する毒素であるエンテロトキシンは食中毒の原因となり、加熱しても毒性を失わない。グラム陽性の球菌で、健康な人でも約30%が鼻腔や手指などに持っています。人の手を介しておにぎり、すしの表面で増殖、この菌による食中毒症状…
口腔に生息する細菌。う蝕や歯周病の他、全身の疾患と原因となる場合がある。ほとんどの乳児の口腔には母親由来の口腔細菌が定着することが知られている。母親に由来する口腔細菌の構成割合は、母乳で育てられている乳児より人工乳で育てられている乳児で有意に高いとされる。タグ:
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