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数種類の細胞が決まったパターンで集まってできる構造。
多細胞生物では、細胞はどこかの組織に属す。*1
組織が集まると器官と呼ばれる。
関連する用語
乳房内の組織にできるがん。1999年以降の女性の部位別のがん罹患率は、乳がんが最も高い。特に40代に多い。統計的には12人に1人の割合。診断できる最小の大きさは1cmで、1cmの乳がんが2cmにまで増殖には2年程度を要する。2年に1度のマンモグラフィーによる検診が推奨されている。乳房のしこりを確認する触診や超音波検査も利用される。45歳未満の女性約80万人のデータの解析によると、BMIが22kg/m2以上であると乳がんにかかるリスクが低いことが報告されている。乳がん細胞の種類…
細胞核内に豊富に存在し、DNAの構造調節やマイトファジーに関わるタンパク質。細胞老化関連分泌形質(SASP)および組織障害関連分子群(DAMP)の代表格。脊髄小脳失調症1型およびハンチントン病の神経細胞モデルで共通して減少する。細胞核やミトコンドリアのDNAを修復する働きを持つ。神経細胞死の加速的増加の主な原因であり、細胞外HMGB1から惹起される細胞内リン酸化シグナルがKu70のDNA損傷修復機能を阻害し、神経細胞のTRIADネクローシスを誘導することが報告されている。脳血…
ほとんどの細胞や組織に発現する転写因子のひとつ。活性化すると細胞核の中へ移行し、様々な遺伝子発現を誘導する転写調節因子。アリール炭化水素受容体とも。ダイオキシンの受容体として知られる。細菌の代謝産物や緑黄色野菜の含有物などもリガンドとなることが報告されている。通常はHSP90やAIP、p23などと結合して細胞質に存在する。ダイオキシンと結合すると細胞核に移動し、ARNTとヘテロ二量体を形成して遺伝子に影響を与える。Th17細胞、Treg細胞の分化やTh1細胞/Th2細胞の分化…
一度起こった炎症が長期間治らないもの。これに対し、比較的早期に治まる炎症は急性炎症と呼ばれる。炎症の沈静化には様々なメディエーターの働きが必要であることがわかっている。また、世界的に主要な死因である心不全やがんの発症と慢性炎症には因果関係があることが報告されている。生体にとって,一度誘発された炎症反応は適切に収束されなければならず,この制御機構が破綻すると慢性炎症や組織障害へと発展してしまう.実際に慢性炎症状態において何らかの原因から炎症の収束が適切に起こっていない可能性が指…
アンドロゲンをヒドロキシ化し、それをエストロゲンへの転換する反応を触媒する酵素。シトクロムP450のひとつ。エストロゲン合成酵素とも。エストロゲンであるエストロンとエストラジオールはアロマターゼによって、それぞれアンドロステンジオンとテストステロンから生成される。エストロゲンが産生される臓器や組織に発現する。女性では卵巣の顆粒膜細胞や胎盤の合胞体栄養膜細胞に、男性には精巣のライディック細胞に高発現する。性腺以外では脳、乳腺、脂肪、筋肉、皮膚などに局在する。閉経後の女性は、副腎…
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