最近更新された用語
数種類の細胞が決まったパターンで集まってできる構造。
多細胞生物では、細胞はどこかの組織に属す。*1
組織が集まると器官と呼ばれる。
関連する用語
脳の視床下部の一部。視床下部の最前部(最吻側)に位置する。視索前核とも呼ばれる。主な体温調節中枢であり、筋肉のふるえ熱産生、褐色脂肪組織の代謝熱産生、皮膚血管の収縮、発汗などを引き起こす。体温調節中枢が存在するが、それ以外に睡眠、性行動、体液浸透圧などの調節にも関わる、生命維持に重要な脳領域である。脳組織自体の温度上昇を直接感知して活性化する温ニューロンが存在する。また、睡眠や性行動(生殖機能)、体液浸透圧などの調節にも関わる。内側視索前野は中枢神経系における主な性ホルモン受…
自然免疫に関わる白血球。無脊椎動物にも存在し、ヒトを含めた動物における全ての血球の原型となったことが確認されている。マクロは「大きい」、ファージは「食べる細胞」という意味であるため大食細胞とも呼ばれる。発見および命名はロシアのイリヤ・イリイチ・メチニコフ(Ilya Ilyich Mechnikov)による。抗原の侵入位置に移動してきた単球が分化することで生まれる。生体内に侵入した細菌やウイルス、死んだ細胞を取り込む(貪食する)食細胞として働く。マクロファージ内には消化酵素が含…
肺などの特定の組織に長期間留まり、その組織において次の感染に備えるメモリーキラーT細胞。
記憶細胞のひとつ。免疫学的記憶を持つキラーT細胞。メモリー型キラーT細胞とも。細胞性免疫において、キラーT細胞の一部は記憶細胞(メモリーキラーT細胞)として体内に長期間留まり、次の感染に備えることが知られている。特定の組織に留まるメモリーキラーT細胞はレジデントメモリー型キラーT細胞と呼ばれ、肺におけるウイルス感染症の重症化の抑制に重要とされる。タグ:
がん細胞が血液やリンパ液によって別の臓器などに移動して新たながんを形成すること。血管を移動して広がる転移を特に血行性転移と呼ぶ。血液中を循環するがん細胞の多くは毛細血管から血管の外へと遊出する。これにはがん細胞が自身の硬さを利用して毛細血管に挟まる(つまる)ことで血管に留まる必要があることが報告されている。転移したがんのことを「転移がん」と呼び、それに対して転移がんの元となったがんのことを「原発がん」と呼ぶ場合もある。転移したがん細胞はその元となった組織の細胞に似ているため、…
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。