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数種類の細胞が決まったパターンで集まってできる構造。
多細胞生物では、細胞はどこかの組織に属す。*1
組織が集まると器官と呼ばれる。
関連する用語
動物の口の中にある、咀嚼するための白くて硬い組織。成人の歯(永久歯)の本数は、通常は親知らずを含めると上下16本ずつの計32本。乳児の歯(乳歯)は20本。乳歯、永久歯ともに胎児期から形成が始まり、口腔上皮の一部がエナメル質を形成するエナメル芽細胞に分化されることで形成される。上部の歯冠と下部の歯根に分けられ、歯根は歯周組織によって支えられている。外側をエナメル質(歯根ではセメント質)が覆い、その内側に象牙質、さらに内部に歯髄がある。歯は歯冠と歯根からなり,象牙質の内部には歯髄…
胚性幹細胞に対し、成体内に存在する未分化な細胞で、増殖、組織に応じた分化能を持つ幹細胞。組織特異的幹細胞とも呼ばれる。タグ:
組織の治癒のために結合組織(コラーゲンなど)が増殖すること。損傷から治癒する過程の組織である瘢痕組織形成と関連する。繰り返される炎症などによって臓器で過剰な線維化が起こると、正常な組織を破壊して臓器の機能不全(線維症)が引き起こされる。軟骨の場合、Ⅰ型コラーゲンを主体とする細胞外基質が作られ、組織本来の構造や機能が損なわれるとされる。脳を除く臓器に生じ、線維化を起こした臓器は最終的に機能不全に陥る。一度生じた線維化は不可逆的。タグ:
肝臓の組織で、脂肪滴を伴う肝細胞が30%以上認められる状態のこと。アルコールが原因となるアルコール性脂肪肝と、それ以外の生活習慣が原因となる非アルコール性脂肪性肝疾患に分類される。自覚症状がない。血液検査では、ASTやALT、γ-GTP、コリンエステラーゼなどの異常、血糖値や総コレステロール、中性脂肪などの高値が確認される。脂肪肝モデルマウスでは、空腹時門脈血液中の遊離アミノ酸のうちメチオニンとチロシンの低下が肝細胞の脂肪毒性に対する酸化ストレス応答を妨げ、脂質放出を抑制する…
筋肉と骨を繋ぐ組織。腱組織の発達は筋肉からの力学的刺激により促進されることが幅広い動物種で知られている。腱の発生において、機械的刺激が損なわれた運動器官では腱の発達が遅れ、先天的な運動機能異常の原因となることが報告されている。タグ:
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