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人体を構成する組織を光学顕微鏡?などを用いて細胞レベルで観察し、研究する学問。*1
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白色脂肪細胞から変化したUCP1が陽性の褐色脂肪細胞に似た脂肪細胞。ブライト脂肪細胞とも呼ばれる。厳密には褐色脂肪細胞とは異なるが、組織学的には小さい脂肪滴が複数存在する多胞性脂肪細胞で、ミトコンドリアが多いため褐色でUCP1を多く発現するなど似ている点が多い。ベージュ脂肪細胞は脂肪を活発に燃焼させることが知られている。ヒトを含む恒温動物は長期間寒冷環境で生活することで皮下の白色脂肪細胞をベージュ脂肪細胞に変化させる。また、運動によっても白色脂肪細胞から生まれるとされる。ベー…
スフィンゴ脂質のひとつ。セラミドの前駆体。多くの真菌が持ち、その増殖や出芽、環境適応、病原性への関与が示唆されている。食品では穀物や豆類、根菜、果実などの植物由来のものや麹、酒粕に含まれる。小腸では分解されず大腸で分解され、腸内細菌に良い影響を与えるとされる。肌の保湿効果がある。また、酵母のストレス耐性などを高める働きをすることが確認されている。グルコシルセラミドを加えた酵母では膜のパッキング度合いが低下していることが明らかになった。これらの結果から、麹は酵母にデンプンの糖化…
PPARのひとつ。肝臓や心臓、消化管などに多く脂質代謝に密接に関わっている。RXRαと二量体を形成する。細胞周期やミトコンドリアにおけるβ酸化に関わる。フィブラート系薬剤はPPARαの活性化を介してβ酸化を著明に亢進させる。PPARαの機能不全が統合失調症に似た行動変化および組織学的変化を引き起こすことが報告されている。また、NF-κBを競合阻害することにより、TNF-α、IL-1β、ICAM-1などの発現を抑制する。タグ:
思春期に、主に片側の胸背部から上腕に出現する褐色斑。組織学的所見ではベッカー母斑と扁平母斑はほぼ同じであり鑑別は困難。遅発性扁平母斑とも。男性に多く、多毛を伴うことが多い。アンドロゲン受容体の感受性が増加していることから、男性ホルモンが関与している可能性が指摘されている。タグ:
低タンパク血症(低アルブミン血症)を主徴とし、胃や腸からの胃腸管腔への血漿タンパク質(特にアルブミン)が異常漏出する症候群。原発性腸リンパ管拡張症やメネトリエ病、心疾患、非特異性多発性小腸潰瘍症、消化管ポリポーシス、腸結核、クローン病、アレルギー性胃腸炎、膠原病(特に全身性エリテマトーデス)などを原因として発症する。免疫グロブリンやリンパ球の現象によって、続発性に免疫不全状態が起こることがある。蛋白漏出性腸症は腸からの蛋白漏出によって低蛋白血症を示す病態を総称したもので,従来…
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