経頭蓋直流電流刺激(transcranial direct current stimulation : tDCS) †
頭の表面に1〜2mA程度の直流電流を10~20分程度通すことによって脳神経の活動を変化させる方法。頭部に2つの電極を取り付けて行う。*1
これによって外側後頭側頭皮質?を刺激することで、身体の動きを脳内で想像する能力を高めることが報告されている。*2
原理として、電流によってシナプスの信号伝達力が増強されることが確認されている。これにはノルアドレナリンによるアストロサイトのカルシウム濃度の上昇が関わるとされる。
tDCSによって大脳皮質におけるアストロサイトの細胞内カルシウム濃度が一過的に著しく上昇することを発見しました。さらに、tDCS後に視覚刺激などの感覚刺激に対するニューロンの応答が大きくなることから、シナプス伝達の増強が起こることを見出しました。*3
脳障害のリハビリ?やうつ病などの治療への応用が期待されている。
*1頭皮に電子回路をとりつけ脳をアシスト | 東京大学: http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_260722_j.html
*2後頭部への電流刺激によって身体のイメージ操作能力が上がる! | 金沢大学: https://www.kanazawa-u.ac.jp/rd/46932
*3微弱な電気刺激が脳を活性化する仕組みを解明 | 理化学研究所: http://www.riken.jp/pr/press/2016/20160322_1/
*2後頭部への電流刺激によって身体のイメージ操作能力が上がる! | 金沢大学: https://www.kanazawa-u.ac.jp/rd/46932
*3微弱な電気刺激が脳を活性化する仕組みを解明 | 理化学研究所: http://www.riken.jp/pr/press/2016/20160322_1/
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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:10:47