統合失調症(schizophrenia)

認知機能障害や自閉症幻覚妄想などが現れる神経疾患。かつては早発痴呆精神分裂病と呼ばれた。器質的には視床眼窩前頭皮質を結ぶ神経線維前頭前野でのGABA作動性神経)の結合が弱まっていることが報告されている。*1*2*3*4

以下の症状のうち2つ以上が1ヵ月以上存在することが診断基準となる。*5

加えて、記憶の障害や注意障害、遂行機能の障害などを中心とした認知機能障害が認められる。

統合失調症の主な症状として、陽性症状、陰性症状、認知機能障害の3つがあります。陽性症状では、「電話を盗聴されている」といった現実にはあり得ないことを信じたり(妄想)、「自分の噂話や悪口が聞こえる」といった現実にないものをあるように感じたりします(幻覚)。陰性症状は、表情が少ない、会話が進まない、意欲がわかないといった症状を指します。認知機能障害は、物事に対して注意(集中)を持続することができない、新しいことを覚えるのに苦労するといった問題がおこります。*6

治療はクロルプロマジンハロペリドールなどの向精神薬

*1技術評論社 石浦章一 タンパク質はすごい! 心と体の健康を作るタンパク質の秘密(2014/1/5)
*2テーマ3: 精神分裂病から統合失調症へ―疾病モデルと用語の変遷|公益社団法人 日本精神神経学会: https://www.jspn.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=81
*3統合失調症に神経回路の異常が関わることをMRIで同定—最新の解析技術を用いて病態の解明に貢献— — 京都大学: http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2012/120904_1.htm
*4慶應義塾大学医学部 薬剤誘発性の統合失調症様認知機能障害の予防手段を発見 統合失調症の病態理解や治療法開発の手掛かりとなる可能性: https://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2011/kr7a43000007pdi7-att/111005_1.pdf
*5統合失調症と広汎性発達障害: https://www.rehab.osakafu-u.ac.jp/osakafu-content/uploads/sites/103/2015/12/jrhs_009_2011_01.pdf
*6脳とこころの病気について | 名古屋大学 脳とこころの研究センター 統合失調症について: https://www.med.nagoya-u.ac.jp/noutokokoro/ippan/

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このページの最終更新日時: 2019-08-06 (火) 07:49:56