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短時間作用型のバルビツール酸系。不眠症の治療や不安緊張状態の鎮静剤。持続睡眠療法における睡眠調節や麻酔前投薬としても用いられる。商品名はラボナ。中枢神経系に対し全般的な抑制作用を示す。催眠および鎮静作用の一部はγ-アミノ酪酸(GABA)様作用ないしはGABAの作用増強に基づくものと考えられている。タグ:
心身症(消化性潰瘍、過敏性腸症候群、自律神経失調症)における身体症候ならびに不安、緊張、抑うつ、睡眠障害に対する治療薬。GABAA受容体のベンゾジアゼピン結合部に作用する。商品名はソラナックス。葛藤行動緩解や馴化、鎮静などの作用機序は視床下部ならびに扁桃核を含む大脳辺縁系に対する抑制と考えられる。タグ:
ビタミンBに分類される水溶性ビタミン。様々な酵素(主にビオチン酵素)の補酵素として働き、糖新生やアミノ酸代謝、脂肪酸の合成などに関わる。ビタミンB7やコエンザイムRとも。過去にはビタミンHと呼ばれた。三つの独立した研究からそれぞれ酵母の成長因子(ビオスⅡb)、根粒菌の成長と呼吸促進因子(コエンザイムR)、ラットの卵白障害の予防因子(ビタミンH)として発見された。ビオチンは1927年、酵母の成長促進の有機成分として Boas によって発見された。この成分はビオス(bios)とよ…
高血圧や浮腫、月経前緊張症に対するチアジド系利尿薬。商品名はフルイトラン、クバクロン。遠位尿細管曲部の管腔側に局在するナトリウムイオン・カルシウムイオン共輸送体を阻害することによりこれらの再吸収を抑制し、尿中への排泄を増加させる。
腸が弛んで便意と便を送り出す力が弱まること(腹圧の低下)で起こる便秘。腹筋が弱い女性や高齢者に多い。老化による平滑筋運動や緊張の低下、脊髄障害、内分泌疾患(糖尿病、甲状腺機能低下)などが原因となる。下剤の過剰使用で起こる場合がある。妊娠に伴って分泌が増加するプロゲステロンは、妊娠維持のために必要であるが、腸の蠕動運動を抑制するため弛緩性便秘の要因となることが知られている、結腸の蠕動と緊張が低下し、腸内容の輸送が遅延するために起こる。太くて硬い便となり、便意に乏しく、排便後の残…
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