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呼吸を行うための臓器。肋骨に囲まれて左右1つずつ存在する。肺臓とも。
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歯を支える組織がプラーク中の歯周病菌によって破壊される感染症。歯肉炎と歯周炎に分けられる。炎症が続くと骨を溶かす細胞(破骨細胞)が活性化されて歯を支えている骨である歯槽骨などの歯周組織が破壊されることによって歯が抜ける。歯周病に罹患すると,セメント質,歯根膜および歯槽骨が細菌に侵され,炎症性の骨吸収に伴う歯周組織の崩壊が進行する.これらの疾患は初期に対応すれば治癒は可能だが,重度に進行したケースでは抜歯に至り,ついには咀嚼機能障害にまで陥ることになる.歯肉が赤く腫れるが、痛み…
1975年にショウジョウバエにて発見された、同種の細胞間で相対的に「適応度」の高い細胞が低い細胞を積極的に集団から排除する現象。細胞競合によって生体内に生まれた不良細胞は近接する正常細胞によって除去される。肺や腸などの表層を構成する上皮細胞が持つ、がんの元となる細胞(前がん細胞)を認識して排除する機能。小胞体ストレスを起こした細胞が細胞競合によって排除されることが知られている。不良細胞はXrp1タンパク質の発現量を増大させることでPERK-eIF2α経路を介してタンパク質合成…
ラクダ科動物の重鎖抗体の可変領域。一般的な抗体と比較して10分の1の大きさで、高い安定性や微生物による低コスト生産が可能。特定のVHH抗体は経鼻投与により新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の肺におけるウイルス増殖を抑制することが報告されている。タグ:
摂食行動を促す神経ペプチド。36個のアミノ酸残基からなるペプチド。ニューロペプチドYとも呼ばれる。γ-アミノ酪酸(GABA)と同じく短期的な(数時間の)摂食亢進効果を持つ。空腹や飢餓の時に視床下部室傍核などの脳領域で放出され、その脳領域内の神経細胞に作用することで飢餓信号の神経伝達の引き金となる。 NPYの脳室内投与は摂食行動に強力であり,ラットでは投与後.1時間にわたり夢中で餌をとる.NPYの産生は絶食により増加し,レプチンを投与すると正常レベルに低下する.このNPYの摂食…
国内やロシアに自生するブドウ。山葡萄。ヤマブドウの果汁には抗炎症作用や抗突然変異作用があり、これは果汁に含まれるジメトキシベンゾキノンによるものと報告されている。モデルマウスにおける実験では、ヤマブドウ果汁を含む餌を与えることでDNAの障害抑制と修復促進が起こり、有意に肺腫瘍の発生を抑制することが確認されている。タグ:
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