最近更新された用語
関連する用語
胃酸分泌抑制剤の一種。胃壁細胞の酸分泌機能の最終段階にあたるプロトンポンプ(H/K-ATPase)のカリウムイオン取り込みを阻害することで胃酸分泌を強力に抑える。逆流性食道炎を含めた上部消化管諸症状に対して効果を持つが、長期内服がピロリ菌除菌後に発症する胃がん発症リスクを高めることが報告されている。-ボノプラザンタグ:
消化性潰瘍や逆流性食道炎に対する治療薬。商品名はタケキャブ。H+/K+-ATPaseを阻害するカリウムイオン競合型アシッドブロッカー。強塩基性であり、胃壁細胞の酸生成部位に長時間残存して胃酸生成を抑制する。タグ:
消化器(消化管)のひとつ。入り口は食道(噴門)、出口は十二指腸(幽門)に繋がる。胃液を分泌してタンパク質の消化を行う。摂取した食物や薬物が胃で滞留する時間は約2時間。容量は成人で1200〜1400mL。胃で分泌される粘液は以下の2種類に分類される。-表層粘液(表層粘液細胞)-腺粘液(幽門腺細胞、副細胞)大きく胃底部、胃体部、胃前庭部の3つの部位に分けられ、胃酸および内因子を産生する胃壁細胞およびペプシノーゲンを産生する主細胞は胃底部および胃体部に存在する。前庭部にはガストリン…
胃粘膜表面積の1~3%を占め、ヒスタミンを放出する細胞。胃酸の分泌に関与する。腸クロム親和性細胞様細胞とも。細胞質のヒスチジンデカルボキシラーゼでヒスタミンを産生する。分泌小胞(VMAT2)にヒスタミンを蓄えており、これを胃壁細胞のH2受容体に結合させることで胃酸を分泌させる。ガストリンによる胃酸の分泌はECL細胞からのヒスタミン遊離が不可欠であるとされる。
胃粘膜の胃腺に存在し、胃酸を分泌する細胞。壁細胞や胃壁細胞とも呼ばれる。G細胞から分泌されたガストリンによって胃酸の分泌が促進される。アピカル膜および胃細管小胞膜にはプロトンポンプが、基底側膜にはナトリウムポンプが発現している。
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。