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胃や腸に起こる炎症。
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腹部の管腔臓器。主に粘膜、神経、平滑筋から構成され、平滑筋には腸の長軸方向に収縮する縦走筋と、腸管を輪を描くように囲み絞るように収縮する輪走筋の二種類がある。これらの平滑筋間や輪走筋と粘膜の間には神経叢がある。腸の運動調節にはムスカリン受容体によるイオンチャネルの開閉調節が関わる。-小腸-大腸
細菌やウイルス、自然毒、化学物質、寄生虫などが付着した食品を食べることで発症する胃腸炎症状。主な症状は、下痢や腹痛、吐き気、嘔吐、発熱、頭痛など。食中毒の原因となるものの種類によって以下のように分類される。-細菌性食中毒-ウイルス性食中毒+菌を死滅させるために最低75℃1分間以上(100℃を目指すのが良い)の加熱を行う+加熱直後に食べる(保管中に生き残った菌が増殖する可能性があるため)+調理に使用した器具を消毒する+生食用の野菜などは流水でよく洗う
消化管の症状(胃腸虚弱、慢性胃腸炎、消化不良、下痢)に対する漢方。構成生薬はソウジュツ(蒼朮)、サンザシ(山査子)、ブクリョウ(茯苓)、タクシャ(澤瀉)、サンヤク(山薬)、チンピ(陳皮)、ニンジン(人参)、カンゾウ(甘草)、レンニク(蓮肉)。
ヒトに病原性を示すエルシニア属の細菌のひとつ。1939年に胃腸炎の原因となる細菌として発見された。血清型では50種類以上に分けられ、病原性を示すのは一部。感染によって引き起こされる症状は下痢、腹痛、関節炎、虫垂炎、敗血症など。0〜45℃で生存可能。至適温度は30〜34℃。魚類や多くの哺乳類が腸管内の常在菌として保有する。集団食中毒は汚染された豚肉が感染源となった例が多い。
胃腸炎の原因となるコブウイルス。1989年愛知県での生牡蠣を原因として集団発生した胃腸炎患者から初めて分離された。東南アジア、パキスタン、ドイツ、ブラジルなどでも検出された報告がある。直径は30nmでコブ状の表面構造。酸(pH3)に耐性があり、60℃で30分の加熱で不活化する。遺伝子型としてA型とB型があるが、国内ではほとんどがA型。
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