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肝臓に常在している貪食細胞。組織マクロファージの一種。門脈から肝臓に侵入した異物を貪食する。星状大食細胞やクッパー星細胞とも。クッパー細胞は骨髄内の血液幹細胞に由来しないと報告されており、その由来は胎児期の卵黄嚢であると考えられている。放射線照射に対して抵抗があり、骨髄移植をしてもドナー由来の細胞には置き換わらないと考えられる。胆管結紮による肝障害を抑制し、残存する肝細胞に対して抗アポトーシス状態を獲得させ、その後の肝再生および肝線維化を促進する働きがあることが報告されている…
精神症状および神経症状。アルツハイマー病による症状が代表的。胎児期における神経細胞の異常な配置(異所性灰白質)が原因となることが知られている。
脂肪酸結合タンパク質のひとつ。脳型脂肪酸結合タンパク質とも。胎児期脳室周囲層に強力に発現され、成熟期にはアストロサイトに限った発現が見られる。プレパルスインヒビションの制御に関わるため、統合失調症発症に関与することが示唆されている。
補体のひとつ。チオエステル結合によって病原体と結合し、それを無毒化する。補体第三成分とも呼ばれる。分子量19万。2本のポリペプチド鎖からなる糖タンパク質。肝臓や単球、マクロファージによって産生され、血液中の補体成分の中では最も高濃度に存在する。チモーゲンの状態で体内を循環している。胎児期から産生が始まる。食細胞はC3の断片に結合するC3受容体を持っており、病原体上に結合したC3の断片に結合して効率よく貪食を行う(オプソニン作用)。C3転換酵素によってC3aとC3bに分けら…
胎児の肝臓、生後は骨髄中に存在し、生体内の全ての血液細胞(主に赤血球、血小板、顆粒球、B細胞、T細胞)を生涯に渡って生産する組織幹細胞。造血幹細胞から1日に数千億個もの新しい血液細胞が生成される。体内では骨芽細胞と血管内皮細胞に接して存在する。造血幹細胞は、胎児期に大動脈周囲(AGM)で発生し、肝臓(胎児肝)で活発に増殖した後、CXCL12によって骨髄に移動、定着(ホーミング)し、細胞周期が遅い状態で維持され、すべての血球を産生し続けます。従来は、造血幹細胞がまず造血多能性前…
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