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胎児期に耳になる組織において、一部が正常に癒合しない場合にできる耳の生え際の小さな穴。発生部位は主に耳前部と耳輪前部。通常は無症状。外から見ると小さな穴だが、内部は空洞になっており角質成分が溜まって悪臭の原因となることがある。皮脂腺の分泌物や垢がたまり、細菌感染が起こる恐れがある。タグ:
SOXのひとつ。哺乳類の器官発生に関わる転写因子。性分化や軟骨細胞の分化に必須。哺乳類では胎児期の軟骨形成と精巣形成に深く関わることが知られており、その遺伝子変異は重篤な骨格形成異常や性転換の原因となる。SOX9陽性の基底上層細胞が毛包幹細胞の起源と考えられていたが、幹細胞領域には寄与せず分化細胞を生み出すのみであることが確認された。タグ:
動物の口の中にある、咀嚼するための白くて硬い組織。成人の歯(永久歯)の本数は、通常は親知らずを含めると上下16本ずつの計32本。乳児の歯(乳歯)は20本。乳歯、永久歯ともに胎児期から形成が始まり、口腔上皮の一部がエナメル質を形成するエナメル芽細胞に分化されることで形成される。上部の歯冠と下部の歯根に分けられ、歯根は歯周組織によって支えられている。外側をエナメル質(歯根ではセメント質)が覆い、その内側に象牙質、さらに内部に歯髄がある。歯は歯冠と歯根からなり,象牙質の内部には歯髄…
肝臓に常在している貪食細胞。組織マクロファージの一種。門脈から肝臓に侵入した異物を貪食する。星状大食細胞やクッパー星細胞とも。クッパー細胞は骨髄内の血液幹細胞に由来しないと報告されており、その由来は胎児期の卵黄嚢であると考えられている。放射線照射に対して抵抗があり、骨髄移植をしてもドナー由来の細胞には置き換わらないと考えられる。胆管結紮による肝障害を抑制し、残存する肝細胞に対して抗アポトーシス状態を獲得させ、その後の肝再生および肝線維化を促進する働きがあることが報告されている…
精神症状および神経症状。アルツハイマー病による症状が代表的。胎児期における神経細胞の異常な配置(異所性灰白質)が原因となることが知られている。
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