健康用語WEB事典

脱感作療法(desensitization therapy)

患者の負担を軽減するために、徐々に治療に伴う刺激を上げていく治療法。減感作療法とも呼ばれる。

アレルギー症状が出ない少量のアレルゲンを含む食品を食べることで身体を慣らすアレルギーの治療法も脱感作療法のひとつ。これは経口免疫療法とも呼ばれる。*1*2

あらかじめ心身を十分にリラックスさせたうえで、患者様が不安や恐怖に感じるものを刺激の弱いものから徐々に強いものへと段階的に提示させることにより、不安や恐怖感を取り除く方法。*3

アレルギーの原因となっている物質の抗原成分を抽出した治療用エキスを少量から投与しはじめ、徐々に増やしていくことでアレルギーの起こりにくい体質へと変える。原因となる抗原に対するIgE抗体陽性であることが必要。*4

タグ: 治療法 アレルギー 不安

*1PHP研究所 竹内薫 丸山篤史 白くて眠れなくなる遺伝子(2016/1/5)
*2経口免疫療法により食物アレルギー症状の発生が抑えられるメカニズムを解明|順天堂: https://www.juntendo.ac.jp/news/20200827-01.html
*3岡山大学 診療の流れ: http://www.okayama-u.ac.jp/user/special/nagare.html
*4減感作療法って何ですか?いつからするのがいいのですか?(花粉症・食物アレルギー)-山梨大学医学部附属病院 アレルギーセンター: https://yallergy.yamanashi.ac.jp/ynavi/a_id-10

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このページの最終更新日時: 2022-09-03 (土) 17:25:48