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還元ヘモグロビンを参照。
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酸素と結合していないヘモグロビン。静脈に多い。脱酸素化ヘモグロビンやデオキシヘモグロビンとも呼ばれる。この時、ヘモグロビンの中心の鉄は2価のイオン(Fe2+)となる。還元ヘモグロビンが酸素と結合できずに増加するとチアノーゼとなる。酸化ヘモグロビンが反磁性体なのに対し、還元ヘモグロビンは常磁性体であり、静脈の周囲に磁場の歪が発生するためボールド効果が起こる。
核磁気共鳴を利用して生体の断層像を撮像する方法およびそれを行う装置。血流変化に基づく脳活動を計測できる。fMRIとも表記される。fMRIはMRIによって得られる構造情報に加え、脳の機能活動がどの部位で起きたかを画像化することができる。血流増加に伴って起きる脱酸素化ヘモグロビンの減少を信号として検出することで脳活動を推定することができる。非侵襲で繰り返し測定できることからヒトにおける脳研究の分野ではPETと並んで主流となっている。
脳の神経細胞と、その周りの毛細血管との間で起こる酸素の移動のこと。脳酸素反応が活発な脳の部位は神経の活動も活発であることから、脳活動の検出に利用できるとされる。神経細胞と血管を結びつける生理的なメカニズムとして、脳内で局所の神経活動が生じると、毛細血管内では、酸化ヘモグロビン(oxyHb)から酸素分子が離れて脱酸素化ヘモグロビン(deoxyHb)に変わる 「脱酸素化(oxyHb → deoxyHb + O2)」反応が起こる。この脱酸素化反応で生じた酸素分子は、神経細胞へ移動す…
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