脳梗塞(cerebral infarction) †
脳へ血液を送る血管(動脈)が詰まり、その先の脳細胞へ血液が流れなくなる事で脳細胞が壊死する疾患。脳血栓症とも。
発症後3~6時間で詰まった血管の先の神経細胞は壊死するため、発症直後の血栓除去が主な治療法である。治療が遅れた場合、基本的には壊死した神経細胞は再生しないため後遺症が残る。
壊死した脳組織からは炎症を引き起こす物質であるDAMPsが生成される。*1
かつては発症後は安静にするべきと考えられていたが、現在では可能な限り早くリハビリ?を始めることが機能回復の可能性を高めるとされている。廃用症候群を起こさないためにも、発症してから48時間以内が理想とされる。
リハビリ?によって、壊死した部分の周りの神経細胞を活性化させて後遺症を軽減できる場合がある。
30〜40代で発症する脳梗塞を若年性脳梗塞と言う。
脳梗塞の種類 †
血管が詰まる原因によって以下の3つのタイプに分けられる。
脳梗塞の主な原因 †
動脈硬化 †
動脈硬化が進むと、血管内部にコレステロールなどが溜まったプラークという膨らみができる。
そのプラークが血管を狭めたり、プラークから出血して血栓ができたりすることで脳の血管が塞がることが主な原因となる。*2
心房細動 †
その他 †
以下のような疾患が脳梗塞のリスクを高める。
脳梗塞の応急処置 †
*1共同発表:脳梗塞の炎症が収束するメカニズムを解明 ~白血病治療薬による脳梗塞の悪化阻止を確認~: http://www.jst.go.jp/pr/announce/20170411/index.html
*2脳梗塞 完全理解「検査と予防」|NHK きょうの健康
*2脳梗塞 完全理解「検査と予防」|NHK きょうの健康
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このページの最終更新日時: 2018-09-10 (月) 08:15:30