脳脊髄液(cerebrospinal fluid : CSF)

脳室内の脈絡叢上皮細胞から分泌される、無色透明な体液脊髄の周辺を満たし、それらを保護する役割を持つ。髄液とも呼ばれる。*1*2

総量は160mLで、1日に約500mLが産生されるため、1日3回程度入れ替わっている。*3

脳脊髄液は脳室に蓄えられる。脳室から出た脳脊髄液はくも膜との間に広がり、最終的に吸収されて血液に戻る。*4

CSFは、神経系の水分量緩衝、栄養素・老廃物・生理活性物質の運搬、脳圧制御、衝撃吸収などの作用を発揮して保護に与る。成分からみると、総蛋白濃度 15~45 mg/dL、IgG 濃度 0.8~5.0 gm/dL、ブドウ糖濃度 50~80 mL/dL という風に、血漿と比較して溶け込んでいる物質の濃度は総じて低く、通常アニオン化する蛋白の濃度が低いことを代償するが如く、塩素イオン濃度は 110~130 mEq/L と血漿より高いのが特徴である。*5

*1脳脊髄液分泌に関わる新しいメカニズムの発見 ~ TRPV4-アノクタミン1相互作用を介した水分泌の促進~/自然科学研究機構 生理学研究所: http://www.nips.ac.jp/contents/release/entry/2014/02/-trpv4-.html
*2Neuroinfo Japan:脳は水の中に浮かんでいる: https://square.umin.ac.jp/neuroinf/brain/007.html
*3秋田大学 大学院医学系研究科・医学部 細胞生理学講座 脳脊髄液: http://www.med.akita-u.ac.jp/~seiri1/okamoto/med/CSF.htm
*4水頭症 水頭症とは? | 絵で見る脳と神経の病気 | 東海大学病院脳神経外科: http://neurosurgery.med.u-tokai.ac.jp/edemiru/suitou/
*5柴田教授夜話(第 13 回)「脳脊髄液の一生」2014年6月16日: http://www.twmu.ac.jp/Basic/patho1/yawa013.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-04-09 (月) 08:38:52