最近更新された用語
糸球体を参照。
関連する用語
アミロイドのひとつ。血管周囲や腎糸球体基底膜などに浸潤・沈着して老化やアミロイドーシス、アルツハイマー病の発症などに関与する。
99個のアミノ酸からなるポリペプチド。HLAクラスⅠ分子のL鎖としてH鎖と共有結合する。赤血球を除く全身の有核細胞表面に広く分布し、これらの細胞表面から分泌されると腎糸球体基底膜を通過し、約95%以上が近位尿細管から再吸収・異化を受ける。尿中にはごくわずかの量しか排泄されない。
抗原抗体反応によって生成される抗原と抗体の結合物。補体を活性化する。免疫複合体とも呼ばれる。抗原抗体複合体は通常、補体の働きによりマクロファージなどの貪食細胞によって速やかに処理されるが、疾患などが原因で処理しきれず残った抗原抗体複合体は腎糸球体や血管壁に沈着して障害を引き起こす。抗原と抗体の両者をほぼ等量で混合すると抗原抗体複合体が凝集して不溶物(沈降物)を作ることは、抗原抗体反応の最初に観察された現象の一つである。
腎臓の中にある毛細血管が糸球のように集まった部分。腎糸球体とも呼ばれる。1つの腎臓に約100万個の糸球体が存在する。血液から老廃物を濾過して原尿を作る。糸球体による濾過量は毎分100〜150mLで、一日あたり約180Lとされる。糸球体の周りはボーマン嚢と呼ばれる袋状の器官が取り巻き、濾過された原尿を受け止める。
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。