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根尖歯周組織(歯根の先端付近の骨)で起こる炎症。根尖性歯周組織炎とも。根管内細菌に由来する病原性物質の侵入を排除するべく歯周組織で営まれる生体防御反応による。自覚症状は歯茎の腫れや噛んだ時の痛み、熱いものや冷たいものによる激しい痛み。重症化すると顎骨破壊が起こる。診断はX線検査。治療は感染細菌を物理的・化学的に除去する根管治療。レントゲン上では、根尖部に透過像が認められる(根尖病変)。根尖性歯周炎によって引き起こされる顎骨破壊にCXCL9が関わることが確認されおり、その破壊は…
小児の腎臓に発生する最も代表的な悪性腫瘍。腎芽腫とも。90%が5歳までに発症する。腹部の腫れや腹痛、嘔吐、血尿などの症状によって発見される。原因遺伝子としてWT1が知られている。手術後早期に化学療法と併用で放射線療法が行われる。タグ:
甲状腺炎の一種。患者は圧倒的に女性で、中年女性に特に多い。かぜ様の症状の後、甲状腺の腫れおよび痛み、発熱、甲状腺機能亢進症状(動悸、暑がり、体重減少、易疲労感)などの症状が現れる。甲状腺ホルモンは高値を示す。治療は副腎皮質ホルモン(ステロイド)。無痛性甲状腺炎と同様、数ヶ月以内に自然に正常の甲状腺機能に回復する。
中血管炎のひとつ。全身の動脈に起こるが、特に冠動脈に起こる。1967年に川崎富作によって報告された。4歳以下の乳幼児に見られる。1歳前後に好発する。皮膚粘膜リンパ節症候群(MCLS)とも。主な症状は5日以上続く発熱、目(眼球結膜)の充血、唇や舌の発赤、苺舌、首のリンパ節の腫れ、発疹、手足の発赤や腫れ、硬性浮腫、指先の皮膚が剥ける膜様落屑など。BCG注射箇所が赤く腫れ上がる。目や唇の赤みは非常に強い。頚部リンパ節の腫れは化膿性の頚部リンパ節炎に似ている。冠動脈に動脈瘤が形成され…
A群β溶血性連鎖球菌の感染症。3〜9歳の子供に多い。飛沫感染する。初期には高熱(39〜40℃)、喉の強い痛みや腫れ(咽頭炎、扁桃炎)、扁桃腺への白い膿の付着などの症状が見られる。腹痛、吐き気、頭痛、苺舌、発疹、頚部リンパ節腫脹なども見られる。
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