健康用語WEB事典

腫瘍溶解性ウイルス(oncolytic virus)

ウイルス療法に用いられるウイルスがん細胞が正常細胞に比べてウイルス感染に弱く、がん細胞ウイルス感染するとウイルスが増殖しやすい性質を利用したもの。*1

従来のウイルスベクターとは異なり、一部の遺伝子変異し、がん細胞内での自己増殖能を維持してその中で増加し、周囲のがん細胞に自己感染していく事で殺細胞効果を示す。*2

がん細胞に対する直接的な殺細胞効果に加え、腫瘍溶解性ウイルス自体やそれによって死滅した腫瘍細胞によって免疫系が刺激されることによる抗腫瘍効果が発揮される。*3

世界で腫瘍溶解性ウイルスとして開発されている遺伝子組換えウイルスには以下のものがある。

*1ウイルス療法の臨床研究に関するQ&A|東京大学医科学研究所附属病院 脳腫瘍外科: https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/glioma/research/faq.html
*2腫瘍溶解性ウイルスは「抗がん剤」と成り得るか?|名古屋大学大学院 医学系研究科 消化器外科学: https://www.med.nagoya-u.ac.jp/surgery2/scientific/study/virus/aboutvirus/index.html
*3造血器腫瘍に対するHSV-1ウイルス療法の開発 香川大学 教授 門脇則光: https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/content/900005800.pdf

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このページの最終更新日時: 2020-06-10 (水) 06:34:28