腸内細菌(enteric bacteria)

大腸に生息する細菌の総称。その種類は500〜1000種類と言われる。腸内細菌によって作られる生態系を腸内細菌叢と呼ぶ。*1*2

腸内細菌のバランスは免疫にも関わることが報告されている。例えば、クロストリジウム属の細菌が持つペプチドグリカン樹状細胞(が持つTLR2)に接触することによってTGF-β分泌され、制御性T細胞が誘導される。*3

内で短鎖脂肪酸ビタミンKγ-アミノ酪酸GABA)、ポリアミンなどの種々の生理活性物質を産生している。また、水素メタンエタンエチレンなどの気体を生成する。*4*5*6

抗菌薬抗生物質)の投与によって腸内細菌が減少したりバランスが崩れたりする。*7*8

*1腸内細菌叢(腸内フローラ)のメタゲノム解析による発がん研究の加速に期待 | 東工大ニュース | 東京工業大学: http://www.titech.ac.jp/news/2016/035713.html
*2代表的な善玉菌であるビフィズス菌の増殖因子を発見 — 京都大学: http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/2008/news6/080709_1.htm
*3腸管免疫の恒常性における腸内細菌の役割 柏木一公(微生物学・免疫学)|KOMPAS: http://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/medical_info/science/201602.html
*4腸内細菌と脳腸相関 須藤信行 九州大学大学院医学研究院心身医学分野: https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/16084/fam100-9_p298.pdf
*5ヒト皮膚から放散する微量生体ガスと臨床環境 関根嘉香 東海大学理学部化学科: https://i.kawasaki-m.ac.jp/jsce/jjce25_2_69.pdf
*6西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt
*7薬物相互作用(13―下剤の薬物相互作用)岡山大学医学部・歯学部附属病院 薬剤部 横張英子 岡崎昌利 千堂年昭: https://www.jstage.jst.go.jp/article/joma/120/2/120_2_223/_pdf
*8日本環境感染学会誌 薬剤別にみた抗菌薬関連下痢症の発症リスク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsei/23/3/23_3_175/_article/-char/ja/

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このページの最終更新日時: 2018-08-23 (木) 12:29:38