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消化管のこと。主に腸。
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腹部の管腔臓器。主に粘膜、神経、平滑筋から構成され、平滑筋には腸の長軸方向に収縮する縦走筋と、腸管を輪を描くように囲み絞るように収縮する輪走筋の二種類がある。これらの平滑筋間や輪走筋と粘膜の間には神経叢がある。腸の運動調節にはムスカリン受容体によるイオンチャネルの開閉調節が関わる。-小腸-大腸
代表的な機能性消化管疾患。国内では約10〜15%に発症し、20〜40歳代に好発する。ストレスによって腸管のレニン-アンジオテンシン系が過度に活性化することによるセロトニンの減少やαデフェンシンの減少による腸内環境の悪化などが原因となることが示唆されている。器質的異常は確認されない。症状は社会心理的ストレスによって悪化する腹痛や腹部不快感、便秘、下痢など。症状は排便によって軽減する。腹痛は鈍痛・疝痛で左下腹部に最も多い。タグ:
PEG2受容体のひとつ。PGE2の結合によって骨形成が促進され、腸管バリアが亢進することが報告されている。EP4受容体拮抗薬は抗がん剤として臨床治験が行われており、がんによる免疫抑制を解除すると期待される。タグ:
腸管管腔内L細胞から分泌される、69アミノ酸残基からなるペプチド。特に回腸末端からの分泌が多い。グルカゴンの全アミノ酸配列を内包している。前駆体はプログルカゴン。C末端はグルカゴンのC末端トレオニン残基に8個のアミノ酸配列が連結した構造を持つ。作用機序はパラクリンによるものと想定されている。グリセンチンは単独でヒト胎児の小腸上皮細胞増殖効果を有することが示唆されている。タグ:
腸管のL細胞からGLP-1と同様にグルカゴン遺伝子から産生される、37アミノ酸残基からなる摂食抑制ペプチド。グルカゴン活性を有することが報告されている。前駆体はプログルカゴン。食後に分泌が促進される。GLP-1受容体とグルカゴン受容体の両者のリガンドとなり、前者を介して摂食を抑制する。末梢投与により血漿グレリン濃度が減少することから、摂食抑制作用はグレリン分泌減少に関係している可能性が示唆されている。タグ:
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