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膵臓に起こる炎症。
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膵管内に出来る腫瘍。膵臓にできる嚢胞性腫瘍の代表。良性腫瘍と悪性腫瘍のどちらも含まれる。膵管内に盛り上がるよう(乳頭状)に腫瘍が増殖し、それが粘性のある液体を分泌して膵臓中に嚢胞を作ったり、膵管を塞ぐことで膵炎を引き起こしたりする。膵管内で発育した腫瘍が浸潤して膵臓がんを形成する。検査によって膵臓内に液体が溜まっていたり、膵管が拡張したりといった現象が観察された場合は膵管内乳頭粘液性腫瘍の恐れがある。STK11遺伝子異常を有する膵管内乳頭粘液性腫瘍には、以下の5つの特徴がある…
体内の血液中や内臓などに蓄えられる脂肪。「中性」は、脂肪酸がグリセリンと結びついた結果、中性となることに由来する。化学的にはグリセリンが持つ1〜3つのヒドロキシ基に脂肪酸が結合したもの、すなわちアシルグリセロール(モノアシルグリセロール、ジアシルグリセロール、トリアシルグリセロール)のことを指すが、生体内の中性脂肪はほとんどがトリアシルグリセロールであるため、トリアシルグリセロールと同じ意味で使われることが多い。トリアシルグリセロール(TAG)は中性脂肪の主成分であり、その役…
唾液または膵臓のアミラーゼが血液中に増加した状態。膵炎や唾液腺の疾患、一部の腫瘍などで起こる。膵炎とは無関係の開腹術後に起こる一過性の高アミラーゼ血症は唾液のアミラーゼ(S型)によるものであることが報告されている。
膵臓の外分泌腺に長期間持続的に炎症が起こることで徐々にその細胞が壊されて線維化し、膵臓の機能が失われる疾患。肝硬変に似た変化が膵臓に起こる。症状は持続的な鳩尾や背部の痛み。この痛みは膵臓の線維化や膵石、蛋白栓などによって膵液の流れが悪くなることによる。放置して膵臓の機能が失われると食欲低下、下痢(脂肪便)、体重減少などが起こる。原因は主に飲酒(70%)。アルコール以外には胆石、高脂血症、副甲状腺機能亢進症など。特発性のものも多い。
膵臓に起こる急激な炎症(膵炎)。自覚症状は腹部(鳩尾)や背部の激しい痛み、嘔気、嘔吐。重症化すると腸閉塞、ショックや多臓器不全が起こる。国内の患者ではアルコールと胆石が主な原因になっているとされる。胆石が原因の場合、茶褐色の尿が出る。薬剤や造影剤、手術、高脂血症などが原因となる場合もある。
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