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膵管内乳頭粘液性腫瘍(intraductal papillary mucinous neoplasms : IPMN)

膵管内に出来る腫瘍膵臓にできる嚢胞腫瘍の代表。良性腫瘍悪性腫瘍のどちらも含まれる。

健康診断などで嚢胞(液体が貯留した病変)として偶然見つかることがある。責任分子としてMNX1?HNF1B?が報告されている。*1

膵管内に盛り上がるよう(乳頭状)に腫瘍が増殖し、それが粘性のある液体を分泌して膵臓中に嚢胞を作ったり、膵管を塞ぐことで膵炎を引き起こしたりする。膵管内で発育した腫瘍浸潤して膵臓がんを形成する。*2*3

検査によって膵臓内に液体が溜まっていたり、膵管が拡張したりといった現象が観察された場合は膵管内乳頭粘液性腫瘍の恐れがある。

STK11遺伝子異常を有する膵管内乳頭粘液性腫瘍には、以下の5つの特徴があることが報告されている。

タグ: 膵臓 膵管 がん 腫瘍

*1プレス発表|東京大学医学部附属病院: https://www.h.u-tokyo.ac.jp/press/20211223.html
*2膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)|慶應義塾大学病院 KOMPAS: http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000782.html
*3膵臓がん発生の仕組みに迫る STK11遺伝子に異常... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-: https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2021/03/press20210305-02-stk11.html

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このページの最終更新日時: 2022-01-08 (土) 06:37:24