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特定の臓器に炎症が起こる自己免疫疾患。*1
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大腸粘膜にびらんや潰瘍ができ、腹痛や下血を伴う下痢を起こす原因不明の難病。2017年における患者数は国内20万人と推定され、クローン病と同様に増悪、寛解を繰り返し、治癒がない疾患とされる。ストレスが一因とされる。治療薬はサラゾスルファピリジン(サラゾピリン)やメサラジン(ペンタサ)、シクロスポリンなど。手術治療では大腸を全て取り除き、小腸の断端に便を貯める機能を持たせる。
肺や腎臓に起こる自己免疫疾患(Ⅱ型アレルギー)。基底膜に対する自己抗体が原因。抗糸球体基底膜抗体病とも。進行の早い糸球体腎炎と肺胞からの出血を特徴とする。急速進行性糸球体腎炎と同様の症状が現れる。
免疫細胞が自分の体の一部を異物と誤認して(自己抗原)、それを攻撃する病気の総称。通常、T細胞などのリンパ球は自分の細胞を攻撃しない様に制御されているが、この制御に異常が起こると自己免疫疾患の原因となる。T細胞が自分の体の細胞を攻撃しないように、負の選択と末梢トレランス(制御性T細胞による抑制を含む)という二重の垣根によって体は守られている、しかし、それでもトレランスは完璧ではない。自己免疫反応あるいは自己免疫病は、かなりの頻度で起こる。原因となっているものが自身の抗体(免疫)…
自己免疫疾患のひとつ。主に自己抗体によってシナプス後膜のアセチルコリン受容体(神経伝達物質を受け取る側)が破壊されて筋肉への神経伝達が弱くなり、筋肉が思い通りに動かせなくなる。筋力の低下と疲れやすさが主な自覚症状となる。自己抗体が検出されない場合もある。特に顔面の筋肉に症状が現れやすく、全体の3分の1が目の周りの筋肉に起きるため瞼が上がらないなどの症状が現れる。20〜40代女性に多い。進行すると症状が全身の筋肉に広がり、呼吸に関わる筋肉に及ぶと死に至る場合がある。シナプス前終…
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