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自身の正常な構成成分を抗原と誤認することで起こる免疫。自己免疫疾患の原因となる。
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非リンパ組織に形成される、リンパ節などの二次リンパ組織に類似した構造。感染部位や関節リウマチなどの自己免疫性疾患、臓器移植の慢性拒絶反応などにおける慢性炎症にともなって後天的に誘導されることが知られている。ある種のがん組織などにおいても出現が確認されており、TLSの出現とともにB細胞やT細胞の腫瘍内への浸潤が増加することから、TLS ががんに対して細胞性免疫(T細胞免疫)と液性免疫(B細胞免疫)により協調的な抗腫瘍応答をしている可能性が報告されている。卵巣がんの約6割に三次リ…
免疫チェックポイントを阻害することで起こる副作用。主に過剰な自己免疫による症状。自己免疫疾患関連副作用とも。免疫関連有害事象は抗PD-1抗体では70〜80%、抗CTLA-4抗体では約90%と高い割合で発症し、重篤なものも抗CTLA-4抗体の25%に出現するとされる。発見が遅れた場合は重篤になり、最悪の場合は死亡する恐れがある。いずれの薬剤においても自己免疫性と考えられる甲状腺,下垂体,副腎の内分泌機能異常や腸炎,肝炎などが認められる.最も注意が必要なものは抗PD-1抗体におけ…
数週〜数ヶ月で急速に進行する腎不全と血尿、蛋白尿、赤血球円柱、顆粒円柱等の腎炎性円柱などを特徴とする、腎臓の糸球体に起こる炎症。平均発症年齢は65~70歳と高齢者に多い。腎生検では半月体が認められる。発症には自己免疫が関わると考えられている。症状は全身倦怠感、微熱、食欲不振、息切れ、呼吸困難、咳、血痰、痺れ、出血斑などがある。無症状の場合もあるとされる。タグ:
外分泌腺が標的となることを特徴とする全身性の自己免疫疾患。女性の発症率は男性の9〜20倍。自己免疫反応によって唾液腺と涙腺の組織が損傷される。腺の分泌機能の低下、眼の乾燥(ドライアイ)、口腔の乾燥、全身の臓器や粘膜表面の障害などの症状が知られている。関節リウマチや全身性エリテマトーデスとの鑑別が困難な場合も多い。関節リウマチなどの全身性疾患を合併する伴う二次性と全身性疾患を伴わない一次性とに分類されている。タグ:
免疫の異常(自己免疫)によって起こる水疱症。天疱瘡が代表的。
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