最近更新された用語
本来自己である組織に対して作られ、それを攻撃する抗体。自己抗原に対する抗体。自己免疫疾患の原因となる。
関連する用語
生命維持に必要なタンパク質に対する自己抗体。膠原病や筋炎において確認される。一般的な診療では測定できない。タグ:
抗リン脂質抗体症候群を引き起こす新しい自己抗体。抗β2GPI/HLA-DR抗体とも。血栓症や流産の原因となる。不育症女性の約25%でネオセルフ抗体が陽性とされる。タグ:
形質細胞やBリンパ球(B細胞)が産生する、免疫に関わるタンパク質。エミール・アドルフ・フォン・ベーリング(Emil Adolf von Behring)と北里柴三郎によって発見されたが、命名はその後に行われたとされる。主に血液中や体液中に存在し、体内に侵入してきた病原体や破損した細胞などを捉えて、それを排除する働きをする。γ-グロブリンに含まれるため免疫グロブリンとも呼ばれる。人体は、一度侵入してきた異物(抗原)に対して抗体を作り、以後同じ異物が侵入してきた時に対抗できるよう…
シグレックのひとつ。免疫細胞表面のシアル酸に結合するとすることで、その免疫細胞の機能を抑制する作用を持つ。ギラン・バレー症候群では変異したシグレック10が集積する。これはガングリオシドに結合できないために、ガングリオシドに反応した免疫細胞の活性化を抑制できず、ガングリオシドへの自己抗体産生が起こると考えられている。タグ:
がんの患者に合併する神経障害。悪性腫瘍自体の転移やその治療に伴う副作用、全身状態の増悪に伴う感染、栄養・代謝障害などを除く、中枢神経および末梢神経系の障害。症候から複数の臨床病型に分類され、患者の血清および髄液に、それぞれの病型に関連する特徴的な自己抗体が検出される。腫瘍や神経組織を抗原として認識する一種の自己免疫疾患と考えられている。傍腫瘍神経症候群に伴う腫瘍としては、成人では小細胞肺がん、小児では神経芽細胞腫が最多。タグ:
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。