自己抗原(self-antigen) †
自己を構成する物質の分子が抗原となったもの。通常は免疫学的寛容によって抗原としては認識されない。自己免疫疾患の原因となる。
自己抗原の発生原因は、HLAの遺伝子によるものと考えられている。
たとえば、インスリン依存型糖尿病患者の約8割が「DQ8?」と「DQ2?」とよばれるHLAタイプをもち、関節リウマチ患者の約8割が「DR4?」とよばれるタイプをもつ。そのほか、多発性硬化症、バセドウ病、重症筋無力症など、さまざまな自己免疫疾患が特定のHLAタイプと高い相関をみせ、親から子へと遺伝している例が多い。*1
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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:11:18