自然免疫(natural immunity, innate immunity)

体内に侵入してきた抗原を初めに攻撃する免疫。特定の異物にではなく、侵入してきたあらゆる異物に対して無差別的に働くので非特異免疫非特異的免疫)とも呼ばれる。*1

二次防御である獲得免疫を行うために必要となる。

自然免疫は,先天的に備わった免疫であり,異物認識は微生物などに固有の分子パターンを標的に行われており,認識分子である補体成分の一部・レクチンToll様受容体などは,ゲノムにコードされたままの形で使われている。従来,獲得免疫の補助的な役割を果たすにすぎないと考えられていたが,近年,微生物などの感染にさいし初期の自然免疫の発動がなくては獲得免疫も始動しないことや,獲得免疫脊椎動物に固有で,大部分の動物は自然免疫のみに頼っていることが明らかになってから注目されている。*2

自然免疫は獲得免疫よりも素早く働く。獲得免疫が働くまでには数日程度かかるため、自然免疫が初期の感染時の防御に重要な役割を果たす。*3

自然免疫に関わる組織など*4*5

*1オーム社 絵とき 免疫学の知識 垣内史堂
*2獲得免疫と自然免疫 - 理学のキーワード - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部: https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/story/newsletter/keywords/30/05.html
*3大阪大学 微生物病研究所 -病気のバイオサイエンス-: http://www.biken.osaka-u.ac.jp/biken/BioScience/page12/index_12.html
*4ナツメ社 埼玉医科大学リウマチ膠原病院 教授 三村俊英 基礎からわかる免疫学
*5オーム社 絵とき 免疫学の知識 垣内史堂

コメントはありません。


自然免疫に関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]



このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:11:18