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神経細胞(興奮性シナプス)において信号を伝達する際に利用される神経伝達物質。
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興奮性アミノ酸のひとつ。Gluとも表記される。中枢神経系において主要な興奮性神経伝達物質で、脳の70%の神経細胞が神経伝達物質として用いる。記憶や学習などに重要な役割を果たす。情報伝達の役割を終えたグルタミン酸は主にアストロサイトに取り込まれ、グルタミン合成酵素によりグルタミンに変換されてアストロサイト外に放出される。その後シナプス前終末に取り込まれてグルタミン酸に変換され、再度シナプス小胞に蓄えられる。一方、グルタミン酸が過剰に増えると、興奮毒性と呼ばれる神経細胞障害作用が…
興奮性シナプスにおいて発生する脱分極性のシナプス後電位。主にグルタミン酸(興奮性神経伝達物質)が発生に関わる。
副腎髄質から分泌されるホルモン(副腎髄質ホルモン)。カテコールアミンのひとつ。エピネフリンとも。分子式は C9H13NO3 アドレナリンの名称は副腎の英名に由来する。アドレナリンは脳内でノルアドレナリンが変化することでも生成されるが、多くは副腎から分泌される。副腎髄質に存在するクロム親和性細胞(交感神経の節後神経細胞に相当)の興奮によって分泌される。生合成経路は以下のように、チロシンを出発物質とし、ドーパミン、ノルアドレナリンを経て生成される。出典: 行動・学習・疾患の神経基…
脳内の神経細胞(ニューロン)がシナプスから隣接する神経細胞に放出して情報を伝えるための物質。シナプス前終末のシナプス小胞に含まれる。神経細胞の種類によって放出される神経伝達物質の種類も異なる。50種類以上が確認されている。脳では主に、新しい信号の伝達にグルタミン酸、抑制する場合はγ-アミノ酪酸が利用される。-興奮性神経伝達物質-抑制性神経伝達物質
抑制性シナプスの神経伝達物質として働くアミノ酸。GABA(ギャバ)とも表記される。前駆体はグルタミン酸で、グルタミン酸のカルボキシル基が外れた構造を持つ。血液脳関門を通過できないため、神経細胞内でグルタミン酸がグルタミン酸デカルボキシラーゼ(グルタミン酸脱炭酸酵素)によって触媒されて生成される。GABA受容体に結合して神経の興奮を抑える抑制性神経伝達物質として働く。神経終末から放出されたγ-アミノ酪酸がGABA受容体に結合すると、イオンチャンネルを介して塩化物イオンが細胞内に…
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