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長期間続く胃炎。胃粘膜の機能の喪失を伴う萎縮や化生が起こる。ガストリンや胃酸、ペプシンなどの分泌量が減少する。ピロリ菌が原因で起こり、胃がんの発症率が高くなる。ピロリ菌に感染すると、この菌は胃粘膜に定着し、慢性的に胃に炎症(慢性胃炎)を起こします。炎症が持続すると慢性胃炎(萎縮性胃炎)が進展し、胃粘膜の防御能が低下して、潰瘍やひいては、胃がんなどを起こしやすい胃の状態がつくられます。
巨赤芽球性貧血のうち、胃の内因子に対する自己抗体によるビタミンB12の吸収阻害の結果としてのビタミンB12欠乏が原因となるもの。年間発症率は人口10万人に対して1~5人。女性にやや多い。悪性貧血は,自己免疫性(抗胃内因子抗体,抗胃壁細胞抗体等による)の萎縮性胃炎により,吸収障害性ビタミンB12の欠乏が引き起こされる疾患である.DNAの障害より,無効造血と巨赤芽球の産生が起こり,大球性貧血を示すようになる.症状は頭痛、めまい、動悸、息切れ、疲労感、眼瞼結膜蒼白、舌炎、舌乳頭萎縮…
胃の粘膜からできるがん。年間13万人以上が罹患する国内で最も多いがん。萎縮性胃炎などによる胃粘膜の萎縮があると発生しやすい。進行は大腸がんよりは速いが、食道がんほど速くはない。胃がんの初期にはほとんど自覚症状がなく、胸焼けなど胃がんとは関係のない症状による受診や検査などによって偶然発見されることがある。例えば、バリウムを用いたX線検査や内視鏡による検査によって発見される。原因の大半はピロリ菌の感染。塩分摂取量が多いとピロリ菌による炎症が悪化する。しかし、ピロリ菌の感染者のうち…
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