薬剤性過敏症症候群(drug-induced hypersensitivity syndrome : DIHS) †
重症薬疹のひとつ。DIHS/DRESSとも。
症状は38℃以上の発熱、全身倦怠感、食欲不振、リンパ節腫脹、悪化すると臓器障害。
通常の薬疹と異なり、原因となる医薬品を2〜6週間の長期に渡って投与することで発症する。原因となる医薬品の使用を中止しても症状は回復せず2週間以上続く。*1
その間にヒトヘルペスウイルス6型(HHV-6)の活性化が生じ、臓器の炎症を引き起こし場合によっては致命的となる。
原因とされる医薬品は比較的限られており、ほとんどが抗痙攣薬(カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール、ゾニサミドなど)とされる。*2
*1重症薬疹 昭和大学医学部皮膚科学講座 末木博彦: https://lilitory.showa-u.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=4040&item_no=1&page_id=15&block_id=20
*2東京医科大学病院 薬剤部 お薬のしおり 重症薬疹について: http://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/shinryo/yakuzai/data/98.pdf
*2東京医科大学病院 薬剤部 お薬のしおり 重症薬疹について: http://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/shinryo/yakuzai/data/98.pdf
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このページの最終更新日時: 2018-08-21 (火) 09:12:07