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生体に対して特有の作用(薬理作用)を示す物質の総称。医薬品。
依存性のある物質を指す場合もある。
関連する用語
薬物本来の効能を高めて副作用を抑えるために、ある薬剤が効力を発揮する部位に効率よく到達するよう設計すること。プロドラッグやADCなどが利用される。タグ:
体の一部を繰り返し動かしたり、無意味な声や咳払いを繰り返したりする疾患。単にチックとも。小児に多いとされる。チックとは、「突発的で急速で、かつリズミカルではなく同じように繰り返される運動や音声」(根來,2008)であるとされる。チックは“不随意運動”と言われていたが、一時的にコントロールが可能であるので“半随意運動”(金生,2013)という見方が近年では一般的である。一時的なチックは主として幼児期後半から学童期に発症することが多く、5〜10人に一人に見られるとされる。短時間は…
酸化還元反応を触媒する酵素のグループ。鉄分子を1つ含むヘムタンパク質。チトクロムP450や、単にP450と呼ばれることもある。生物界に広範に存在するシトクロムP450(P450)は,薬物代謝や解毒,ホルモンの生合成などに関連した不活性な有機基質を水酸化する強力なヘム(鉄ポルフィリン錯体)酵素群で,その有機合成反応への利用が期待されています.シトクロムP450はヘムbを持つシトクロムで、ほとんどのものはモノオキシゲナーゼとして働くが、例外的に一酸化窒素レダクターゼがある。外部か…
プリン塩基のひとつ。6-アミノプリンとも。ATPやADPの構成成分であり、DNAの塩基配列を構成する塩基。DNAにおいてはチミンと、RNAにおいてはウラシルと結合する。アデニンを含むヌクレオシドはアデノシンと呼ばれる。放射線や薬物による白血球減少症の治療に用いられる。商品名はロイコン。
コリントランスポーター様タンパク質のひとつ。輸送形態はプロトンとのシンポート。ヒトのCTL1は中枢神経系や骨格筋、全身の臓器、皮膚角化細胞などに広く発現し、全ての細胞にとって必須のコリン輸送を担うと考えられている。OCTファミリーと似た性質を持ち、多くのカチオン系薬物によって阻害される。多くのがん細胞はCTL1を介してコリンを取り込み、その機能阻害がアポトーシスを誘導することが確認されている。
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