健康用語WEB事典

薬物代謝(drug metabolism)

薬物毒物などの生体外から来る物質を排出しやすくするための代謝

主に薬物などを水溶性にする化学反応が当てはまり、肝臓に存在する酵素が関わる。*1

薬物代謝の速度は個人差があり、最適な投薬量も個人によって異なる。また薬物の種類によっても代謝速度は異なる。代謝速度を大幅に超える投与量だと副作用が強く現れる原因となる。

薬の代謝速度 = 薬の効き目は、人によっては100倍くらい違ってくるのです。たとえば、肝臓が非常に強くて、アルコールをすぐに代謝できる人は、薬の代謝も速い傾向にありますが、こうした人はいくら薬を飲んでも思うように効きません。*2

薬物代謝は以下の2つの反応に分けられる。

「薬物代謝」は,生化学で言うところの代謝とはまた少し異なる.薬物代謝とは,薬物毒物などの生体外物質(異物)の代謝反応であり,薬物親水性を高めることにより,体外に排出しやすくすることである.したがって,生合成系と異なり,無数に存在する多種多様な異物に対応しなければならない.そのため,薬物代謝に働く酵素の特徴として,基質特異性が低いということがある.*3

*1生物薬剤学講座 医療薬剤学Ⅰ 児玉庸夫: http://www1.jiu.ac.jp/~biopharm/pm-slide10.pdf
*2技術評論社 石浦章一 タンパク質はすごい! 心と体の健康を作るタンパク質の秘密(2014/1/5)
*3薬物代謝の化学反応 シトクロム P450 反応を中心として 中村成夫 日本医科大学基礎科学化学: https://www.jstage.jst.go.jp/article/manms/9/1/9_25/_pdf

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:11:23