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薬物を患者に投与する治療の総称。
薬物の投与方法は問わない。錠剤の服用や点滴、注射などが含まれる。
関連する用語
感覚異常のひとつ。何らかの原因で神経に障害が起き、皮膚感覚が過敏になったり、感覚が無くなるなどの症状が出る。その原因は多岐にわたる。しびれ感とも。糖尿病患者の約60%、脳卒中患者の約60%がしびれを自覚するとされる。しびれ感は主観的なものであり,人によって「異常知覚」「知覚鈍麻」「錯感覚」「運動麻痺」などの症状をさし,複合的な感覚として自覚されていることも多い。しびれ感は神経経路のどの部分でも起こりうる症状であり,その範囲や強さは身体的・精神的・環境的な要因によって変化しやす…
心筋梗塞などが原因となり、突然発症する心不全。不整脈や急性心筋梗塞などの疾患を含む。症状は呼吸困難、咳、息切れ、動悸、易疲労感、四肢冷感、尿量減少など。強心薬や利尿薬などの薬物療法で改善することが多いが、重症な場合は人工呼吸器や体外循環補助装置を用いた集中治療が行われる。
視床の血管障害後の亜急性期に、患側の上肢・下肢や顔面に発生する耐え難い持続的かつ発作性の痛み。有効な治療法が存在しない。難治性疼痛のなかでも最も激しいとされる。視床痛は視床出血や視床梗塞後に伴う難治性中枢性疼痛として知られている。しかし,薬物療法や外科的治療法が試みられているが確実な治療法がない。後外側腹側核や後内側腹側核が限局性に障害されると、残存部位の機能が亢進し体性感覚野に対して興奮性に投射するため視床痛が発現する。広範な血管性病変では視床痛が起こる例が少ないため、視床…
胃酸や胃で消化される途中の食物が食道に逆流し、食道の粘膜を酸で傷つけてびらんや潰瘍を起こす疾患。胃食道逆流症(GERD)とも。原因は下部食道括約筋の衰えや胃酸過多など。食道裂孔ヘルニアによって起こりやすくなる。自覚症状は胸焼けや胸の痛み、胃酸のこみ上げ、呑酸、嗄声など。治療は胃酸の分泌を抑制する薬剤などによる薬物療法。ヘルニアなどによる物理的狭窄が原因である場合は手術が必要になることがある。GERD患者の食道粘膜ではTRPV1の発現が亢進していることが知られている。
月経開始の1~2週間前から起こり、月経開始とともに消失する一連の症状。下腹部の痛み、頭痛、便秘、興奮、不安症、気分変動などが起こる。黄体期の後半に卵胞ホルモンと黄体ホルモンが急激に低下し、脳内のホルモンや神経伝達物質の異常を引き起こすことが原因と考えられている。治療は排卵を抑制する医薬品の服用によるホルモンの急激な変化を防ぐ薬物療法。ビタミンB6は月経前症候群を軽減するとされる。
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