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血液凝固第Ⅱ因子(プロトロンビン)、血液凝固第Ⅴa因子、血液凝固第Ⅹa因子、リン脂質、カルシウムイオンによる複合体。トロンビンバーストの本体。血液凝固第Ⅹa因子はプロトロンビンを活性化しトロンビンに変換するが、プロトロンビナーゼ複合体を形成することで1分子の血液凝固第Ⅹa因子から128分子のトロンビンを産生でき、その速度も血液凝固第Ⅹa因子単体の10~30万倍となる。
血液凝固因子であるビタミンKに拮抗して、血液を固まりにくくして血栓を予防する抗凝固薬の有効成分。脳梗塞などの血栓が原因となる疾患の予防などに処方される。ワーファリンとも表記される。抗血液凝固作用を示すクマリン骨格をもつジクマロールを基に合成された化合物であり、この研究に携わった研究者の所属機関名の Wisconsin Alumn(i Agriculture)Research Foundation(WARF)とクマリン(coumarin)の語尾を合わせて命名された。血液凝固因子…
血液凝固因子のトロンビンの前駆体。血液凝固第Ⅱ因子とも呼ばれる。半減期は約2日。プロトロンビンは血液凝固第Ⅹa因子や血液凝固第Ⅴa因子、リン脂質、カルシウムイオンによって活性化されトロンビンとなる。
活性化にビタミンKを必要とする血液凝固因子。全て肝臓で合成され、活性化の際にカルシウムイオンを必要とする。それぞれ前駆体タンパク質のグルタミン酸残基がカルボキシル化されてγ-カルボキシグルタミン酸残基となることで活性化する。このカルボキシル化の進行には還元型ビタミンKがビタミンKエポキシドに酸化される必要がある。活性化の際にビタミンKが欠乏するとPIVKA(デス-γ-カルボキシプロトロンビン)が生じる。-プロトロンビン(血液凝固第Ⅱ因子)-プロコンバーチン(血液凝固第Ⅶ因子)…
活性化したスチュアート因子(血液凝固第Ⅹ因子)。活性化第Ⅹ因子とも呼ばれる。血液凝固第Ⅴ因⼦、リン脂質、カルシウムイオンとともにプロトロンビン(血液凝固第Ⅱ因子)をトロンビン(血液凝固第Ⅱa因子)とする。活性化血小板膜のホスファチジルセリンに結合して血液凝固第Ⅴ因⼦と複合体(プロトロンビナーゼ複合体)を形成し、効果的にプロトロンビンをトロンビンに変換する。また、白血球や血管組織の細胞膜上のPAR-2を活性化して傷害局所に炎症や浮腫、血管収縮などを起こして傷害の治癒に関わる。腫…
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