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血液凝固因子であるビタミンKに拮抗して、血液を固まりにくくして血栓を予防する抗凝固薬の有効成分。脳梗塞などの血栓が原因となる疾患の予防などに処方される。ワーファリンとも表記される。抗血液凝固作用を示すクマリン骨格をもつジクマロールを基に合成された化合物であり、この研究に携わった研究者の所属機関名の Wisconsin Alumn(i Agriculture)Research Foundation(WARF)とクマリン(coumarin)の語尾を合わせて命名された。血液凝固因子…
活性化にビタミンKを必要とする血液凝固因子。全て肝臓で合成され、活性化の際にカルシウムイオンを必要とする。それぞれ前駆体タンパク質のグルタミン酸残基がカルボキシル化されてγ-カルボキシグルタミン酸残基となることで活性化する。このカルボキシル化の進行には還元型ビタミンKがビタミンKエポキシドに酸化される必要がある。活性化の際にビタミンKが欠乏するとPIVKA(デス-γ-カルボキシプロトロンビン)が生じる。-プロトロンビン(血液凝固第Ⅱ因子)-プロコンバーチン(血液凝固第Ⅶ因子)…
外因系血液凝固において生成される、組織因子(血液凝固第Ⅲ因子)と、それによって活性化されたプロコンバーチン(血液凝固第Ⅶ因子)による複合体。活性化血液凝固第Ⅶ因子。血液凝固第Ⅸ因子および血液凝固第Ⅹ因子を活性化する。血液凝固初期において、凝固に必要な少量のトロンビンの産生に関わる。
外因系血液凝固の開始点となる血液凝固因子。血液凝固第Ⅷ因子と同じく、肝臓で作られない血液凝固因子。血液凝固第Ⅲ因子や組織トロンボプラスチン(トロンボプラスチン)とも呼ばれる。組織因子とは、凝固因子の第Ⅲ因子のことで、凝固系の外因系の出発地点となる。従って、組織因子が増えると次々と凝固因子の活性化が起こる。通常、血液に直接触れない部位に存在する。全身の臓器に発現しているが、特に脳、肺、胎盤に多い。血管内皮細胞やマクロファージには、LPSやサイトカインの刺激によって発現する。外傷…
血液凝固第Ⅷ因子、血液凝固第Ⅶ因子、血液凝固第Ⅸ因子の複合体。Xase複合体とも。
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