血漿(blood plasma)

血液の成分のうち、血球を除いた透明の薄い黄色の液体部分のこと。黄色に見えるのは血漿中にビリルビンが含まれるからである。*1

血漿から血液凝固因子フィブリノーゲンなど)を取り除いたものは血清と呼ばれる。

血液(全血)を凝固させ血小板凝固因子を除いたものが血清 (serum) です。血清成分は凝固の諸因子が除かれており、血小板細胞成分や代謝物が増加しています。一方、抗凝固剤入りの容器に採血した血液を遠心分離して細胞成分(赤血球白血球血小板)を除いたものが血漿 (plasma) です。*2

血液の約55%が血漿。血液の赤い色は赤血球ヘモグロビンの色である。血液から血漿を分離するには、抗凝固剤を加えて遠心分離を行うか約0℃の低温環境に置く。

血漿の役割

体中の細胞に必要な栄養分を届けると同時に不要になった老廃物などを回収すること。また血球を体中に運ぶことである。

また血漿の大部分が水分であり、体温を維持する役割も持つ。

血漿の成分

血漿の約90%は水分である。それ以外の成分はタンパク質電解質イオン)、グルコースなどで、細胞を取り囲んでいる組織液とほぼ同じになっている。*3

血漿に含まれるタンパク質血漿タンパク質と呼ばれ、抗体血液凝固因子などがある。*4

脂質異常症になると、血漿中にトリグリセリドが増加するため白く濁り不透明になる。

*1技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5)
*2九州大学医学部附属病院検査部 検査だより: http://www.med.kyushu-u.ac.jp/cclm/html/tayori/22/tayori22.htm
*3NHK高校講座 | 生物基礎 血液のはたらきと血液凝固: http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/seibutsukiso/index.html
*4昭和大学 生物化学部門 生命活動を担うタンパク質: http://www10.showa-u.ac.jp/~biolchem/H20-P2protein-8.pdf

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:11:27