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がんの転移のひとつ。血管を通って別の組織に転移する経路。*1
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がん細胞が血液やリンパ液によって別の臓器などに移動して新たながんを形成すること。血管を移動して広がる転移を特に血行性転移と呼ぶ。血液中を循環するがん細胞の多くは毛細血管から血管の外へと遊出する。これにはがん細胞が自身の硬さを利用して毛細血管に挟まる(つまる)ことで血管に留まる必要があることが報告されている。転移したがんのことを「転移がん」と呼び、それに対して転移がんの元となったがんのことを「原発がん」と呼ぶ場合もある。転移したがん細胞はその元となった組織の細胞に似ているため、…
国内の死因の3分の1を占め、現在も増加傾向にあると言われる遺伝子異常による疾患。症状は、細胞が無秩序な増殖を繰り返し、周囲の組織や他の組織にまで侵入(浸潤)し、自他の組織を破壊する悪性腫瘍となる。がん細胞は、ATPを常に解糖系で生成しており、大量の乳酸を生じさせる(ワールブルク効果)。また、浸潤や転移を行うために、基底膜のメラニンやコラーゲンを分解するための酵素の活性が高くなっている。がん細胞自体は1日5000個程度生まれていると考えられているが、生体の免疫によってがん細胞は…
甲状腺がんの10%程度を占める悪性腫瘍。甲状腺乳頭がんに比べると血行性転移をしやすく、やや高齢者に多い傾向がある。
ポドプラニンをリガンドとする受容体。マムシ毒であるロドサイチンも結合する。ヒトの血球系では血小板、巨核球に特異的に発現し、それ以外にはクッパー細胞と肝類洞内皮細胞に発現する。血栓の形成やがんの血行性転移に関わる。
数種類の細胞が決まったパターンで集まってできる構造。多細胞生物では、細胞はどこかの組織に属す。-上皮組織-結合組織-筋組織-脂肪組織-神経組織組織が集まると器官と呼ばれる。
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