最近更新された用語
関連する用語
ほとんどの細胞や組織に発現する転写因子のひとつ。活性化すると細胞核の中へ移行し、様々な遺伝子発現を誘導する転写調節因子。アリール炭化水素受容体とも。ダイオキシンの受容体として知られる。細菌の代謝産物や緑黄色野菜の含有物などもリガンドとなることが報告されている。通常はHSP90やAIP、p23などと結合して細胞質に存在する。ダイオキシンと結合すると細胞核に移動し、ARNTとヘテロ二量体を形成して遺伝子に影響を与える。Th17細胞、Treg細胞の分化やTh1細胞/Th2細胞の分化…
RNAポリメラーゼⅡの基本転写因子のひとつ。コアプロモーター構造を認識する。また、転写調節因子から受け取った信号を転写量の増減へと変換する上で中心的な役割を果たす。
ビタミンA1に分類される有機化合物。ビタミンA酸とも呼ばれる。レチノールやレチナールから合成される誘導体。逆に、レチナイン酸からレチノールなどにはならない。精子の生成に必須。ビタミンAが欠乏したマウスの精巣では精子が作られないことが確認されている。レチノイン酸の受容体は細胞核中に存在する。この受容体は、レチノイン酸受容体とレチノイドX受容体が結合したヘテロ二量体であり、レチノイン酸と結合して転写を補助する転写調節因子として働く。上皮細胞の形成などに関わる。レチノイン酸は、体内…
SMOの下流の転写調節因子。ヘッジホッグシグナル伝達経路の構成要素。哺乳類には以下の3種類がある。-GLI1-GLI2-GLI3
ヘッジホッグをリガンドとする、12回膜貫通型の受容体。ヘッジホッグが結合していない状態では隣接するSMOを抑制している。ヘッジホッグが結合すると、この抑制が解除され、下流の転写調節因子であるGLIが活性化し、PTCHを初めとする転写活性が亢進する。PTCHの遺伝子変異によってゴーリン症候群(母斑基底細胞癌症候群)を発症する。
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。