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酵素の種類のひとつ。EC第2群。トランスフェラーゼとも呼ばれる。
ある原子団を別の化合物に付け替える反応を触媒する酵素。
関連する用語
糖鎖合成酵素(糖転移酵素)。GnT-Vが作る糖鎖はがんの進行に関わることが知られており、がん細胞が放出する細胞外小胞にはGnT-Vが多く含まれている。この小胞を受け取った細胞にGnT-Vが受け渡されると、その細胞の糖鎖ががんタイプに改変されることが報告されている。タグ:
血液型の分類方式の一つ。赤血球上の抗原(糖鎖)と血清中の抗体によって分類される。1900年頃、カール・ラントシュタイナー(Karl Landsteiner)により定義された(ラントシュタイナーの法則)。ABO血液型は第9染色体の遺伝子に存在する糖転移酵素によって決定される。原則として同じABO血液型間でしか輸血することが出来ない。型の違う血液を輸血した場合、抗原抗体反応による溶血が起こる。現在は以下の4つの種類の血液に分類される。血液型赤血球上の抗原(糖鎖)血清中の抗体A型A…
ゲノムDNA上の位置を移動することができる塩基配列のこと。ヒトのゲノム全体の45%を占めるとされる。動く遺伝子や転移因子とも呼ばれる。この移動には転移酵素と呼ばれる酵素が必要。トランスポゾンは自身の塩基配列中に転移酵素(トランスポゼース)の遺伝子配列を持つ。遺伝子再構成を引き起こす。トランスポゼースの働きによってゲノムから切り離されたトランスポゾンは環状のDNAとなって移動し、ゲノムの他の部位に挿入される。アサガオの変わり咲き(突然変異)の多くはトランスポゾンによる遺伝子再構…
α2,6-シアル酸の合成に関わる糖転移酵素。細胞内のゴルジ体に存在し、シアル酸を糖鎖の末端にあるガラクトースにα-2,6結合の様式で転移する。ST6GAL1によるα2,6-シアル酸を持った糖鎖は、インテグリン(β1インテグリン)などの働きを調節することで脂肪細胞の増殖と肥満を抑えることが報告されている。
生体内における酵素とは、化学変化において触媒の働きをするタンパク質を指す。生体触媒とも呼ばれる。触媒はそれ自身は変化せず、他の物質の化学反応を促進する。具体的には、化学反応に必要なエネルギー(活性化エネルギー)を下げて、反応の速さを数百万~数億倍にする。食品の発酵も酵素の働きによるものであり、酵母(ギリシャ語では zyme)の中(ギリシャ語では en)で発酵が起きることから酵素(enzyme)と名付けられた。酵素の中には、他の酵素と結合して複合体として働くものもある。例えばク…
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