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クロストリジウム属の細菌。その一種はマクロファージに作用し、IL-10を産生させることによって腸炎を抑制することが報告されている。また、膜（細胞壁）主要成分であるペプチドグリカンが樹状細胞のTLR2を刺激することによりTGF-βの分泌を促進する。これによって制御性T細胞が誘導され、炎症が抑制される。

炭素数4の短鎖脂肪酸（低級脂肪酸）。ブタン酸とも呼ばれる。酢酸の次に単純な脂肪酸。示性式は CH32COOH水に溶けやすい。不快な異臭があるが、酪酸メチルなどの低分子のエステルは良い香りとなる。グリセリンとのエステルとして、バターや動物の脂肪、植物の油に含まれる。食物繊維などが大腸の腸内細菌によって代謝されて生じる。ヒストン脱アセチル化酵素を阻害する作用を持ち、制御性T細胞を活性化する。腸内で発生する酪酸は大腸がんの増殖を抑制することが報告されている。

ヒトに健康上の利益をもたらす腸内細菌。-乳酸菌-ビフィズス菌-酪酸菌

原核生物のひとつ。真正細菌やバクテリアとも呼ばれる。真菌（酵母、カビ、キノコ）とは異なる。-グラム陰性菌-グラム陽性菌細菌は単独ではなく、多数の細菌が集まったバイオフィルムを形成して生息する場合が多い。

乳酸菌のように、腸内細菌叢を改善してヒトの健康に役立つ微生物のこと。広義には死んだ細菌も含まれる。有用な細菌は、食物繊維からの短鎖脂肪酸の生成、ビタミンKやビオチンの生成、病原菌の繁殖抑制などを行う。プロバイオティクスとは、人の健康に良い影響を与える乳酸菌、ビフィズス菌、糖化菌、納豆菌、酪酸菌や酵母類などの微生物および微生物代謝物やそれらを含む製品・食品の総称です。

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