最近更新された用語
酸化還元反応を触媒する酵素。オキシドレダクターゼとも呼ばれる。
関連する用語
分泌タンパク質の品質を監視するシャペロンタンパク質。小胞体に存在し、酸化還元により活性制御を受ける。細胞内でのERp44の正常な機能には、亜鉛イオンが細胞のゴルジ体に局在する亜鉛トランスポーターによってゴルジ体中に取り込まれ、ERp44に一時的に結合することが必要であると報告されている。プロテインジスルフィドイソメラーゼのひとつであり、インスリンの生合成に関わるとされる。分子間のジスルフィド結合を介してアディポネクチンや抗体の多量体形成、酸化還元酵素の細胞外への分泌などを制御…
ポリフェノールオキシダーゼのひとつ。銅イオンと結合して活性を持つ。動物の皮膚や昆虫の体液、植物の細胞内、麹菌などに含まれる酸化還元酵素。ジャガイモに含まれ、メラニン形成に重要な働きをする。チロシンやL-ドーパを基質としてL-ドーパキノンを生成する。L-ドーパキノンは自動的に酸化され、赤褐色のL-ドーパクロムとなり最終的にメラニンになる。ジャガイモやリンゴの切り口が空気に触れると黒くなるのは、チロシナーゼの働きによりメラニンが形成されるため。マウスやヒトには皮膚のメラノサイトに…
ピロロキノリンキノンを補欠分子族として含む一群の酸化還元酵素。メタノール資化性細菌のメタノール脱水素酵素から発見された。酢酸菌による酸化発酵は細胞膜表層に結合したキノプロテインが関わる。
人体に必要なミネラルのひとつである元素。成人の体内には約9mgのモリブデンが含まれ、肝臓や腎臓、副腎、血液などに比較的多く存在する。摂取されたモリブデンの90%は胃と小腸から吸収され、タンパク質と結合して血液中を運ばれ、体内の各組織に移動する。体内の酵素の働きを助ける。ニトロゲナーゼや硝酸レダクターゼに含まれており、酸化還元反応の電子伝達に関わるとされる。モリブデンは、酸化還元酵素の補助因子として働く。長期間にわたり完全静脈栄養を施行した場合に欠乏症がみられ、頻脈、多呼吸、夜…
生体内における酵素とは、化学変化において触媒の働きをするタンパク質を指す。生体触媒とも呼ばれる。触媒はそれ自身は変化せず、他の物質の化学反応を促進する。具体的には、化学反応に必要なエネルギー(活性化エネルギー)を下げて、反応の速さを数百万~数億倍にする。食品の発酵も酵素の働きによるものであり、酵母(ギリシャ語では zyme)の中(ギリシャ語では en)で発酵が起きることから酵素(enzyme)と名付けられた。酵素の中には、他の酵素と結合して複合体として働くものもある。例えばク…
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。