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水溶液が酸の性質を示すこと。pHが7未満。
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歯の表面を覆う、人体で最も硬い組織(モース硬度で6〜8°)。琺瑯質とも。主成分はリン酸カルシウムの一種であるハイドロキシアパタイト。ハイドロキシアパタイトの濃度が高く、その結晶の大きさも骨などより大きい。また、エナメル質のハイドロキシアパタイトは骨などと異なり核を必要としない。前駆体はリン酸オクタカルシウムであると考えられている。新生児期にエナメル芽細胞から生成されるが、この細胞は成長すると消失する。エナメル芽細胞に存在するTRPV3およびTRPV4がエナメル質の形成調節に関…
糖鎖(糖タンパク質やオリゴ糖など)の非還元末端に局在する酸性の九炭糖の総称。ノイラミン酸を骨格とするアシル化誘導体。N-アセチルノイラミン酸やN-グリコリルノイラミン酸、デアミノノイラミン酸などがあり、カルボキシル基に起因する負電荷を持つ。ヒトの細胞表面に豊富に存在し、その負の電荷によって好ましくない細胞間相互作用を妨げる働きを補助する。シアル酸を含む糖鎖は細胞の外側に存在し、シアル酸結合タンパク質を介した免疫細胞同士の結合に関わる。シアル酸の重合体であるポリシアル酸は情動や…
腎臓に発現する膜タンパク質の一種。SLC7A13とも。AGT1とrBATの複合体が、尿細管においてシスチンおよび酸性アミノ酸(アスパラギン酸、グルタミン酸)などを輸送することが知られている。マウスにおいてはオスのみに発現する。
マンヌロン酸とグルロン酸からなる直鎖のヘテロ多糖。昆布やわかめなど褐藻類の細胞外基質の主成分となる。海藻(Algae)から得られる酸性物質であることからその名が付けられた。その化学構造によって金属イオンを吸着させる。アルギン酸が金属イオンを結合するのは、主に脱プロトン化したカルボキシル基(COO-)であることはアルギン酸の構成単糖であるβ-D-マンヌロン酸とα-L-グルロン酸の化学構造から容易に推測される。水に溶けると、なめらかな粘りのあるコロイド溶液となる。その粘性はアルギ…
皮膚の常在菌のひとつ。プロピオニバクテリウム属の嫌気性グラム陽性菌。アクネ菌やアクネ桿菌、キューティバクテリウム・アクネスとも。毛穴や皮脂腺に存在し、皮脂をリパーゼによって加水分解してプロピオン酸や脂肪酸を作り出すことで皮膚表面を弱酸性に保ち、付着する病原菌の増殖を抑える。また、紫外線などの酸化ストレスによる皮膚の細胞の損傷を抑える働きのある抗酸化酵素を分泌することが報告されている。しかし、皮脂の分泌量が増えたり何かの異常で毛穴をふさいだりするとアクネ菌が過剰に増殖して炎症を…
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