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H鎖を参照。
関連する用語
ボツリヌス菌が産生する毒性を持つタンパク質。乳児ボツリヌス症の原因となる。ボツリヌストキシンとも。重鎖と軽鎖とに分かれ、重鎖側が神経終末の受容体への結合作用と軽鎖を神経細胞内に送り込む作用を持ち、軽鎖が毒性を示す本体。中毒とならない少量を用いることで、筋肉を緊張させている神経の働きを抑えることが可能であり、ボツリヌス療法に使用される。
IgGの2つのFab領域と1つのFc領域を相互に接続するペプチド鎖。重鎖のCH1ドメインとCH2ドメインの間に存在する可動性の高いペプチド領域。生体内において、このヒンジ領域を動かすことで抗原と結合するが、このことをヒンジベンディングと呼ぶ。IgGのFc領域の一部を構成する。
免疫グロブリン重鎖のFc部分に相当するMタンパク質が血清や尿中に出現する疾患。H鎖病とも。産生される免疫グロブリンの種類によって以下の3つに分類される。-γ重鎖病-α重鎖病-μ重鎖病
免疫グロブリンの中央に2本存在して、Y字の骨格となる部分。重鎖とも呼ばれる。110個のアミノ酸残基のまとまり4つから構成されるポリペプチド鎖。N末端寄りの部位にはV領域(H鎖のV領域なので VH と表記される)がある。C末端側にはC領域(CH)が存在する。H鎖は3つの遺伝子群(VH、D、JH)の組み合わせによって様々な抗原に対応するための多様性を持つ。VH遺伝子群は100個以上、D遺伝子は約15個、JH遺伝子は5個の遺伝子が存在する。
B細胞や形質細胞が生産する糖タンパク質。抗体とも呼ばれる。γ-グロブリン分画に含まれる。Y字型のタンパク質で、Yの形の先端部分に病原体の抗原が結合する。抗原と1体1で結合して、それを無毒化する。出典: 技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25どのクラスも、中央の2本の長いH鎖(重鎖)と、Y字の腕部分にある短いL鎖(軽鎖)が2本ずつの基本構造を持つ。抗原と結合する部分(Fab領域)は1つのVHと1つのVLで形成される。…
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