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錐体路以外の神経経路の総称。錐体外路という神経路が実在するわけではない。*1
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錐体外路の障害によって生じる身体運動の異常(不随意運動障害)。線条体のドーパミンD2受容体を遮断する抗精神病薬の副作用やパーキンソン病(黒質-線条体ドーパミン神経系の変性)の中核症状として発現する。主な症状には無動、筋固縮、振戦、姿勢反射障害がある。パーキンソニズムや遅発性ジスキネジア、アカシジアなど。5-HT1A受容体作動薬によって副作用による錐体外路障害を軽減できる可能性が示唆されている。
ドーパミンが錐体外路で欠乏することによる身体運動機能の異常。黒質の傷害、パーキンソン病などによって起こる。
中枢ドーパミン神経系のひとつ。黒質から線条体への神経投射。錐体外路の運動(不随意運動)の調節を担う。この部分のドーパミン作動性神経の異常はパーキンソン病や錐体外路症状の原因となる。
錐体外路系運動機能の調節に重要な神経系。以下の4つの投射路が存在する。-黒質-線条体路-中脳-大脳皮質路-中脳-大脳辺縁系路-視床下部-脳下垂体路
通常、神経と言うと神経細胞が連結したもの(神経回路)のことを指す。
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