最近更新された用語
エナンチオマーのこと。
関連する用語
立体異性体のひとつ。互いに鏡写しの関係にあり重ね合せることができない一対の分子の一方のこと。鏡像異性体や光学異性体とも呼ばれる。元素構成が同じで元素結合の組み合わせも同じだが、その空間的な配置が異なる。実像とそれ自身の鏡像とが重ね合わせられない化学構造のことを「キラルである」または「キラリティーを持つ」と言う。L体とD体(R体とS体、とも呼ばれる)は互いにエナンチオマーであり、例えばグルコースにはL-グルコースとD-グルコースが存在する。L体とD体の混合物はラセミ体と呼ばれる…
血液検査の項目のひとつ。乳酸脱水素酵素や乳酸デヒドロゲナーゼとも呼ばれる。解糖系により生じるピルビン酸を乳酸に還元する反応を触媒するデヒドロゲナーゼ。この反応と同時にNADHを酸化してNAD+を再生する。嫌気的な条件のもとでNAD+が枯渇するのを防ぐ働きを持つ。LDHを含む組織は多く、この値だけではどの組織で障害が起きているかを特定することは難しい。したがって、他の検査項目と組み合わせが重要となる。LDHはあらゆる組織に広く分布し、細胞の可溶性分画に存在する。LDH活性が血清…
同じ種類の原子を同量含み、分子式が同じであるが、構造が異なる2つの分子のこと。以下のように分類される。-構造異性体-立体異性体--エナンチオマー(鏡像異性体)--ジアステレオマー(幾何異性体)ある物質の化学構造をもう一方の異性体に変化させる反応を異性化と呼ぶ。
互いにエナンチオマーである2つの化合物(D体とL体、R体とS体)が同じ量含まれる混合物のこと。エナンチオマーのひとつの半数が変換されてラセミ体となることをラセミ化と呼ぶ。医薬品では、R体とS体で異なる作用が現れる場合があり問題となるため、不斉合成によって、一方のエナンチオマーのみを合成する必要がある。サリドマイドは催眠鎮静薬として開発され、ラセミ体として販売されていました。薬害が問題となった後に、一方の鏡像異性体は望みの効果(鎮静作用)を示しますが、もう一方の鏡像異性体が非常…
原子の結合順は同じだが、その立体構造が異なる異性体。エナンチオマー(鏡像異性体)やジアステレオマー(幾何異性体)のこと。
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。