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関節に起きる炎症の総称。
外傷や細菌・ウイルスの感染、その他の疾患など様々な原因が存在する。*1
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ヘモフィルス・インフルエンザの型のひとつであり、この細菌による感染症の95%を占める。細菌性髄膜炎の原因細菌。感染症はほとんどが5歳未満に起こり、肺炎や敗血症、髄膜炎、化膿性の関節炎などの重篤な疾患の原因となる場合がある。莢膜多糖としてポリリボシルリビトールリン酸(PRP)を有する。ワクチンとしてヒブワクチンがある。Hibの94%がヘモシンを産生する。Hibの全てがIgA1プロテアーゼを産生する。
リウマチ性疾患(自己免疫疾患)のひとつ。アジアやアフリカの女性に多く、患者の9割が女性とされる。国内で2013年に新たに申請された全身性エリテマトーデスの患者数は約6万人。細胞の様々な部分(細胞膜、細胞質、DNA)や免疫グロブリン(IgG)などに対する自己抗体によって炎症が引き起こされる。炎症が引き起こされた組織からは免疫複合体が放出され、それが血管や腎臓、関節などの部位に沈着することで全身に慢性炎症が起こる。発熱や倦怠感、関節炎、皮疹、神経・腎臓・心肺の疾患などの数々の症状…
穀類の糠に多く含まれる有機化合物群。フェルラ酸シクロアルテニルや24-メチレンシクロアルタニルフェルレートなどのフェルラ酸エステルを主成分とする。フェノール性ヒドロキシ基を有し、これによる抗酸化性を持つ。15-リポキシゲナーゼやシクロオキシゲナーゼに対する阻害活性を有する。10mg/kgのγ-オリザノールは3mg/kgのインドメタシンと同等のアジュバント誘発関節炎抑制作用を示すことや、γ-オリザノールに含まれるフェルラ酸エステルが12-O-テトラデカノイルホルボール-13-ア…
ヒトに病原性を示すエルシニア属の細菌のひとつ。1939年に胃腸炎の原因となる細菌として発見された。血清型では50種類以上に分けられ、病原性を示すのは一部。感染によって引き起こされる症状は下痢、腹痛、関節炎、虫垂炎、敗血症など。0〜45℃で生存可能。至適温度は30〜34℃。魚類や多くの哺乳類が腸管内の常在菌として保有する。集団食中毒は汚染された豚肉が感染源となった例が多い。
悪玉破骨細胞の前駆細胞となる特殊なマクロファージ。関節炎を発症した関節組織に存在する。骨髄由来の細胞が血流を介して関節に流入し、M-CSFに反応して発生する。このうちの約10%が関節局所で悪玉破骨細胞へと分化していくことが報告されている。FOXM1によって部分的に制御されており、これを阻害することで破骨細胞への分化を抑制できることが確認されている。
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