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フェンシクリジンの誘導体。麻酔のひとつ。塩酸との塩(ケタミン塩酸塩)はケタラールという商品名で知られる。NMDA型グルタミン酸受容体の阻害薬。NMDA拮抗薬のうち、ケタミンのみが全身麻酔作用を持つ。低用量で難治性うつ病患者に即効性かつ持続性の抗うつ効果があることが確認されている。これは、代謝産物であるS-HNKが視床室傍核に作用することによると考えられている。フィゾスチグミンがケタミンの麻酔作用に拮抗する。このことはケタミンのアセチルコリン拮抗作用が全身麻酔に関係が深いことを…
関節リウマチの治療薬。ステロイド節約効果を持つ。メソトレキセートとも。商品名はリウマトレックス。関節リウマチの治療は、まずメトトレキサートで治療を開始し、効果不十分な場合にTNF阻害薬(アダリムマブなど)を追加することが推奨されている。比較的早く効果が現れ(2〜4週間)、副作用も現れにくい有効性の確立された抗リウマチ薬。重篤な副作用としては骨髄抑制や間質性肺炎がある。タグ:
抗生物質として利用される化合物。ミトコンドリア内での翻訳を阻害する薬剤(ミトコンドリア翻訳阻害薬)のひとつであり、抗腫瘍作用が報告されている。クロラムフェニコール点眼液は、他の抗生物質に比し、眼内移行がきわめてよく、前房内移行が良好であり、また、過敏症をおこすことが比較的少ない。タグ:
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対して有効とされる経口プロテアーゼ阻害薬(メルク社製)。MK-4482やEIDD-2801とも。商品名はラゲブリオ。プロドラッグであり、N-ヒドロキシシチジン(NHC)に代謝され細胞内に取り込まれた後、活性型であるNHC-TPにリン酸化され、それがウイルス由来RNA依存性RNAポリメラーゼによりウイルスRNAに取り込まれることでウイルスの増殖が阻害される。タグ:
乳房内の組織にできるがん。1999年以降の女性の部位別のがん罹患率は、乳がんが最も高い。特に40代に多い。統計的には12人に1人の割合。診断できる最小の大きさは1cmで、1cmの乳がんが2cmにまで増殖には2年程度を要する。2年に1度のマンモグラフィーによる検診が推奨されている。乳房のしこりを確認する触診や超音波検査も利用される。45歳未満の女性約80万人のデータの解析によると、BMIが22kg/m2以上であると乳がんにかかるリスクが低いことが報告されている。乳がん細胞の種類…
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