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カチオンチャネルを参照。
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温度の知覚に関わる陽イオンチャネル(カルシウムチャネル)であるTRPVのひとつ。TRPV4と同様にエナメル芽細胞に発現し、エナメル質の形成に関わることが示唆されている。皮膚の顆粒層細胞を正常な角層細胞に変化させる際の酸性化のタイミングを制御する。タグ:
TRPVのひとつ。後根神経節や全身に分布する感覚神経の神経終末の細胞膜に存在するバニロイド受容体。カルシウムイオン透過性の高い非選択性陽イオンチャネルであり、43℃以上の熱や酸(プロトン)などの刺激によって活性化する。カプサイシンなどの辛味(痛み)刺激を感じる受容体のひとつ。また、TRPV1の活性化によって、TRPV1と同じ感覚神経に発現しているアノクタミン1の活性化を誘発し、その辛さを増強する。TRPV1 は,おもに末梢知覚神経C線維上に存在し,カプサイシンやpH6以下の酸…
心筋の細胞膜に存在する、カルシウムイオン透過型陽イオンチャネル。抗がん剤の投与で発現が増加し、活性酸素を発生することで心筋細胞を萎縮させる。活性酸素の生成に関わるNADPHオキシダーゼ2(NOX2)と相互作用し、その分解を抑制している。さらにTRPC3は心筋細胞の物理的伸展刺激によって活性化し、NOX2からの活性酸素の生成を促す。TRPC3を阻害する化合物が、抗がん剤による心不全を軽減することが報告されている。
TRPチャネルのひとつ。活性酸素種のセンサーとして働く非選択性の陽イオンチャネル。ADPリボースや過酸化水素によって活性化される。好中球、マクロファージ、ミクログリアなどに発現する。ミクログリアに発現するTRPM2の開口が炎症性活性化を媒介することや多発性硬化症にTRPM2の活性化が関与することが報告されている。
視細胞や嗅細胞の細胞膜に発現し、感覚の伝達に関わるイオン非選択性の陽イオンチャネル。サイクリックヌクレオチド感受性チャネルとも。精巣においても嗅覚受容体とともに発現していることが確認されている。
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