健康用語WEB事典

静脈管(ductus venosus)

胎児特有の血液循環経路のひとつ。胎児門脈血流の多くは、肝臓を迂回して静脈管を通って下大静脈へ流れ込む。

出生後は静脈管が閉鎖して、栄養分が門脈から肝臓へ向かうようになる。*1

静脈管は胎生期に存在し,臍帯静脈下大静脈をバイパスして胎盤からの臍帯静脈血を下大静脈,更には卵円孔から左房-左室-上行大動脈へと送る役割をしている。出生後は数日で閉鎖する。*2

*1「ガラクトース血症」について: http://home.hiroshima-u.ac.jp/syoni/hiroped/nbs/introduction_files/NBSinfo_Galactosemia.pdf
*2KAKEN — 研究課題をさがす | 静脈管の胎生期開存と新生児期の閉鎖に関する基礎的研究 (KAKENHI-PROJECT-05770862): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-05770862/

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このページの最終更新日時: 2019-05-24 (金) 15:19:12